極小な電動空気入れCYCPLUS AS2 PROをレビュー

こんにちは、ゆらです。

今回は、大好きな?空気れについてまた書いちゃいます。かねてから気になっていた極小なCYCPLUSの電動空気れをご提供頂き、期待に胸がいっぱい状態です。

ゆら
もちろん、本音のレビューをさせていただこうと思います!
最新のCYCPLUSの電動空気入れ「AS2 Pro」と「AS2 Pro Max」2モデルの違いと選び方、また他メーカーの小型電動空気入れとの比較もまとめました。極小電動空気入れが気になっている方の参考になれば幸いです!
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CYCPLUSの超小型電動空気入れは全3モデル

CYCPLUSは2023年3月に、手のひらサイズの超小型電動空気入れ、AS2を発売(当時は”Cube”という名称)、そして翌年2024年には進化版であるAS2 ProとAS2 Pro Maxを販売しました。

▼▼ CYCPLUS公式HPはこちら ▼▼

AS2と比較して、AS2 ProとAS2Pro Maxの大きな進化ポイントは、以下の2点です。
⚫️ 液晶画面が搭載される。
⚫️ 設定した気圧になると自動的にストップする。
使い勝手が大幅に向上していますね!その上、パワーもアップしているようです。

まずは現在販売されている3つのモデルのスペックをまとめてみます。

AS2AS2 ProAS2 Pro MAX
画像CYCPLUS AS2AS2 Proを手で持ったところAS2 Pro Maxを手に持ったところ
液晶画面なしありあり
重量97g120g205g
サイズ(W×H×D)46.5×65×28 mm49×70×28 mm60×81×32 mm
最大圧100 PSI120 PSI120 PSI
充填スピード180秒(100PSI)120秒(120PSI)75秒(120PSI)
充填可能タイヤ本数2本(80PSI)2本(110PSI)4本(120PSI)
自動停止機能なしありあり
充電時間20分30分60分
バッテリー容量(電圧V)300mAh(7.4V)420mAh(7.4V)600mAh(11.1V)

初期モデルであるAS2には液晶画面がないので、どれだけ空気が入っているのかが分からず、タイヤの様子をずっと監視して、良きところでストップボタンを押さなくてはいけませんでした。液晶画面は画期的な進歩ですね。私が現在使用している電動空気入れと同等の性能で、大きさが驚くほどコンパクトなAS2 ProとAS2 Pro Max、期待が高まります。

ゆら
そこで今から、AS2 ProとAS Pro Maxを比較してみます!

AS2 ProとAS2 Pro Max、開封してみる

実際に、2つのサイズ感と、内容物を確認しましょう。

サイズ感の違い

CYCLUSのAS2 ProとAS2 Pro Maxの外箱

外箱の大きさは写真では分かりにくいのですが、AS2 Proの方が一回り小さいです。

AS2 Proとマックスのサイズ比較

スマホを挟んで、左がPro、右がPro Max。かなりサイズ感が異なります。

プロとマックスを手で持ったところ

手に持ったところです。この方が大きさの違いが伝わるかな?持った感覚もかなり違って、Proの方は本当に手のひらに収まる感じ。Pro Maxは手から少しはみ出る感じがします。

ゆら
ただ、私の指はすごく短いので、あくまでも当社比です!

内容物

AS2 Pro、Pro Maxとも、本体以外の内容物は共通でした。

電動空気入れAS2 Proの内容物

電動空気入れ本体(シリコンケース入り)
● 取扱説明書(日本語あり)
● 持ち運び用防水収納袋
● 充電ケーブル(タイプCータイプC)
● 延長ホース(デフォルトで米式バルブに対応)
● 仏式用アダプタ(延長ホースに取り付け)
● ノズルピン(本体に直接米式バルブを装着するときに使用)
● 密封シール(本体バルブ用補修部品)
● パッキン(延長ホース用補修部品)

細かな補修パーツが付属しているのはすごいですね!細やかな心配りです。ただ補修パーツですよ、という説明がないのは残念。色々と観察したり試したりして判明しました。

補修用密封シール

密封シールは、本体のバルブ装着部に使われているパーツ。延長ホースを使用する限り、ここは開ける必要はありません。延長ホースを使わない場合、米式バルブならこの密封シールを取り出して裏表ひっくり返し、付属パーツのノズルピンをセットする必要があります。

延長ホース用パッキン

こちらのOリングは、延長ホースの本体に接続する部分に使われているパッキンです。無くしたり、消耗したときの交換用みたいです。

AS2 Proを実際に使ってみた

それでは、実際にAS2 Proを使ってみた様子をご紹介して行きますね!本体を直接チューブのバルブに装着すると、ずっと手で持っていないといけないので、延長ホースを使います。

ゆら
空気を入れている間、手放しでOKの方が、絶対楽ですよね!
いつもは大災難のパンクですが、今回、ベストタイミングでクロスバイクがパンクしてくれました!米式バルブなので、必要なのは本体と延長ホースだけです。下の画像にある仏式用アダプターは使いません。
延長ホースと仏式アダプタ

手順は以下の通りです。

① 延長ホースを本体に接続(ねじ込み式)
② 延長ホースをチューブのバルブに装着(ねじ込み式)
③ 電源ボタン長押しで電源オン
④ +と−ボタンで、目標値設定
⑤ 電源ボタン押してスタート
目標値まで空気が入ると自動的にストップして終了です。

まずは、タイヤがはめやすいように、新しいチューブに少し空気を入れます。

チューブに電動空気入れを装着

電源ボタンを押して、少し空気が入ったらまた電源ボタン押して止めるだけ。

チューブに少し空気を入れたところ

 

ゆら
とっても簡単!

ここで一度電動空気入れを外して、チューブをタイヤに収めて、タイヤをリムにはめ込みます。そしたら再度空気入れをセットし、今度は目標設定した数値になるまで空気を入れます、いや、入れてもらいます!

電動空気入れで、自転車タイヤに空気入れ開始

電源ボタンを押したら、あとは見ているだけ!

空気入れ完了

自動的に止まって完了!このタイヤの推奨空気圧は、40〜80PSI、設定は70PSIでした。所要時間は40〜50秒くらいでした!

これはとても楽です。そして、音が大きいという評判でしたが、今まで使った電動空気入れより、ずっと小さく感じました。高音で、なんだか可愛らしくもありました!

ゆら
ただ、これは私がもう少し大きい電動空気入れに慣れているからかもしれません。

AS2 Proを使って感じたメリット・デメリット

今まで何種類か電動空気入れを使った経験がありますがそれと比較するとダントツ、使いやすかったです。そして使い終わった後に、冷静になってデメリットも考えてみました。

メリット

メリットと感じたのは以下、4点でした。

メリット
  1. 空気の充填中、手放しでOK
  2. 操作がシンプルなので、直感的に使える
  3. バルブへの装着がねじ込み式で、失敗しにくい
  4. 操作中のモーター音が予想よりうるさくない

❶ 空気の充填中、手放しでOK

とにかく本体がコンパクトな上、バルブにはねじ込み式でしっかり固定されるので、手に持っていなくても大丈夫なのは、とても楽です。スタートボタンを押せば、あとはおまかせ。

❷ 操作がシンプルなので、直感的に使える

電動空気入れは今までに使ったことがありますが、正直、しばらく使わないと使い方を忘れてしまいます。手順が多いのが原因だと思います。流れはこんな感じ。

●空気を入れる対象物を選ぶ(車、バイク、自転車、ボール)

●単位を選ぶ(PSI、BAR、KPA、kg /㎠)

●入れる空気量を設定する

●やっとスタート!
ゆら
一方、AS2 Proは、空気を入れる量を設定するだけで即、スタート。これなら久しぶりに使っても、迷うことはないでしょう。

❸ バルブへ固定がねじ込み式で、失敗しにくい

空気入れのヘッドをバルブに差し込んで、レバーをあげて固定するタイプだと、ヘッドをどの程度バルブに押し込めば良いのかが分かりづらく、ときには失敗してしまいます。その点、ねじ込み式なら、ねじっていって、止まれば良いので、非常に明快。不安なくスタートボタンを押すことができました。

❹ 操作中のモーター音が、予想よりうるさくない

今まで使っていた電動空気入れに比べると、高めの音で、明らかに音が小さかったです。これならご近所への騒音を心配する必要はなさそうです。とは言うものの、やはり夜間は気をつけたほうが良いのは間違いありません。

デメリット

デメリット
  1. シリコンケースの上からだと、何のボタンなのかが分かりずらい
  2. バルブにねじ込んで固定するので、仏式バルブから取り外すとき、バルブコアごと外してしまうリスクがある
  3. 英式バルブには対応していない? (のちに対応していると判明)

❶ シリコンケースの上からだと、何のボタンなのかが分かりずらい

シリコンカバーの上から見たボタン

シリコンケースには最初から入っています。連続して使っていると本体が熱くなるので、熱くなっても持てるように。充電のときにも外す必要がないので基本的にはつけっぱなしになると思います。ボタンはシリコンケースにも刻まれていますが、これが見づらかったです。上から電源ボタン、プラスボタン、マイナスボタンです。覚えてしまえば良いのですが、最初はどこを押せば良いのか少しドギマギしました。

❷ バルブから外すとき、バルブコアごと外してしまうリスクあり

これは、仏式バルブ限定のお話です。空気入れのノズルをチューブのバルブから取り外すとき、バルブコアが緩んで、空気入れのノズルと一緒に外れてしまう可能性があります。実は私、過去に他メーカーの電動空気入れでやらかしました。

ゆら
せっかく空気を入れたのに、外す途中に緩んだバルブコアが吹っ飛び、空気はもちろん、全部抜けました。。

仏式バルブ

そのため、電動空気入れをバルブに固定する前に、チューブのバルブコアがしっかりとしまっているかを確認しましょう。その際に必要になるのが、バルブコアツールです。一つ持っておくと何かと便利でしょう。

バルブコアツール

 

英式バルブに対応していない?

スポーツサイクルはほとんど仏式か米式ですが、シティ車は英式が多いです。例えば日常的に家族の自転車に空気を入れる際には使えない、と言うことになります。CYCPUS公式HPや取扱説明書では、英式バルブに対応しているという表記はありませんでした。

しかしメーカーに確認したところ、延長ノズルに仏式バルブ用のアダプターを装着すれば使えるとのこと。実際に試してみたら使えました!

ゆら
このデメリットは解消ですね! 英式バルブの場合の使い方もぜひ、表記して欲しいですね!

「Pro」と「Pro Max」どうやって選ぶ!

両方かなりコンパクトですが、携帯することを考えると、やはり手の中にスッポリと収まるProが良いです。一回のライドで二度三度とパンクする可能性はかなり低いとも言えるので、Proがおすすめです。

では、Pro Maxの方が良い場合は?ということですが、
● 自転車旅をするなど、ハードに自転車に乗る
● 家で家族の自転車のタイヤにも使いたい
上記のような場合は、満充電でロードのタイヤ4本に空気を入れられるパワフルなPro Maxが実力を発揮してくれると思います!

どこで買えるの?

CYCPLUSの電動空気入れは、現在主にネット上で販売されています。日本の総輸入代理店ができたので、今後は自転車ショップでも見かける機会が増えるかもしれません。

オフィシャルHP

CYCPLUS公式HP

出典:CYCPLUS公式HP

まず、オフィシャルサイトで購入できます。残念ながら英語サイトしかありません。

▼▼ CYCPLUS オフィシャルサイトはこちら ▼▼

価格はドル表示。2025年1月現在、

● Pro : 109ドル(およそ17,187円)
● Pro Max:129ドル(およそ20,341円)

Pay Palとクレカが使えます。また今回、このブログの読者専用のクーポンコードを発行して頂きましたので、購入時にそのコードを貼り付けると5%オフになります。

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cp-gogo

ECサイト

アマゾン、楽天などのECサイトでも購入できます。送料無料のショップも多いようなので、ぜひ、オフィシャルサイトと価格を比較してみてください。

AS2Pro

AS2 Pro Max

この価格で、元は取れるのか?

シリコンケースに入ったAS2 ProとPro Max

性能的には十分満足できる仕上がりですが、私が引っかかるのは価格。普通のフロアポンプなら3〜4本、携帯用ポンプなら2〜3本買える金額です。実際、元が取れるのでしょうか?

サイクリングを楽しむ人には大アリ

例えば、週末ライダーの場合。予定や天気もあるので、月8日の休日のうち、4日ロングライドに出かけるとします。すると年間で48回、キリよく50回としましょう。50回のうち、何回パンクするでしょうか。経験的に予想すると2〜3回かな。だったら、5,000円の携帯ポンプを持っていれば何とかなる感じです。

ただ、ツーリング中、目的地に向かっているときは時間配分というものがあります。携帯用ポンプでとりあえず走れる程度まで空気を入れる労力と時間はかなりのもの。そしてその後も、適正な空気圧を確保するため、空気入れが使えるショップを探さなければなりません。想像しただけでげっそりです。大幅な予定変更をせざるを得ないかもしれません。

その点、AS2ポンプを持っているという安心感は絶大です。そして、持っていることを忘れそうなコンパクトさ!これはかなりなアドバンテージ。

ゆら
AS2の極小電動ポンプは、空気入れと一緒に時間と安心感を購入すると考えれば、十分に元が取れると思うのです!

通勤、通学、街乗り中心なら必要なさそう

自転車を日常的にハードに使うとしても、基本、家で空気を入れるなら、別にコンパクトなポンプは必要ないでしょう。フロアポンプでも、もっと大きな電動ポンプでも対応できます。価格も半分程度で済みます。途中でパンクしても、自分で修理することがないなら、空気入れを持ち運ぶ必要もありません。

Amazonで売れている他のモデルと比較してみよう

極小な電動空気入れは、CYCPLUSが先駆けですが、現在はAmazonでも多くの極小電動空気入れを見かけます。よく売れているモデルとスペックを比較してみましょう。

メーカーCYCPLUS

 

CYCLAMI

 

TOPtoper

 

商品名AS2 Pro電動空気入れA3 PRO MAX
画像AS2PRO電動空気入れCYCLAMI電動空気入れTOPtoper電動空気入れ
価格$109(およそ17,000円)6,580円13,990円
液晶画面ありありあり
重量120 g‎144 g210 g
サイズ(W×H×D)49×70×28 mm51×75×34 mm50×81×33 mm
最大圧120 PSI150 PSI150 PSI
充填スピード90秒

(700×25C→110PSI)

120~130秒

(700×28C→100PSI)

75秒

(700×25C→120 PSI)

充填可能タイヤ本数2本(110PSI)2本(700×28C)4〜5本(0-120PSI)
自動停止機能ありありあり
充電時間30分90分60~70分
バッテリー容量(電圧V)420mAh(7.4V)500Ah(7.5V)600mAh

目を引く大きな違いは、
● 価格
● 重量
● 充填スピード

最もパワフルで充填スピードが高いのはTOPtoperのA3 PRO MAX。それでいて値段もAS2 Proより安い!ただし、重量が200g超えです。それでも十分にコンパクトなのですが、AS2 Prpが120gと、はるかに軽量です。

最も安いのはCYCLAMIの電動空気入れ。重量も144gと頑張っています。けれども、100PSIまで上げるのに2分以上かかります。実際に使ってみると、結構な音量のモーター音と共に2分過ごすのは、結構ツライです。

やはり重量と充填スピードのバランスが良いのはAS2 Proですが、ダントツに高い。。

ゆら
価格、重量、充填スピードのどこを重要視するのかで、選ぶモデルが分かれそうです。

CYCLPLUSのサポート体制を確認しておこう

「高性能であることはデーター上分かったけど、不具合が起こったときのサポート体制は大丈夫か?」特に海外製の商品を購入する場合は重要なチェックポイントです。

問い合わせ先は明確?

CYCPLUSには日本語のホームページがありません。問い合わせ先の電話番号は明記されていますが、「+86」が頭についているので、中国にかけることに!やはり、メールでの問い合わせになりますね。そこで、実際にホームページのメールフォームから次の質問をしてみました。取扱説明書を読んで、ちょっと分からないな、と感じたことです。

「バルブに直接接続する場合、付属の密封シールを使うのですか?使うと、フタが閉まりません。」

それに対する回答は、

「すでにバルブの内部に取り付けられていますので、ご自身で取り付ける必要はございません。そのままご使用いただけます。」

11:00頃に送信したところ、自動返信は届きませんでしたが、返信があったのは、同じ日の14:46でした!なかなか良いレスポンスです。いかにも翻訳調ではありましたが、質問にはちゃんと答えてもらうことができました。

ゆら
これならサポートとして、きちんと機能していると言って良さそうです。

日本の輸入代理店はあるの?

CYCLE SPORTSのHPに、以下の記述があります。

NCD株式会社は「CYCPLUS(サイクプラス)」の輸入総代理店として、小型電動空気入れ「CYCPLUS AS2」シリーズの卸販売を2024年7月より開始した。

出典:YAESU Publishing CO., LTD.

現時点では目に見える大きな変化はなさそうですが、国内の自転車小売店への卸販売を開始しているようなので、ECショップだけでなく実店舗での販売も広がっていくのかもしれません。そうすると、購入店舗でも相談できるので、安心感が高まります。国内窓口が充実してくれそうかな?

ちなみに、NCD株式会社の本業は、企業のシステム開発やコンサルティングだそう。1967年創業なので、社歴も長いですね。1997年に駐輪場管理事業に進出したのが自転車関連へのファーストコンタクトのようです。2015年から自転車関連商品の販売を開始。CYCPLUSの電動空気入れの他に、スマートー「Xplova」、サプリメント「スポーツEPA」、アイウェア「ALTALIST」などを販売している模様です。詳しくはこちら。

 

まとめ

AS2 Proで空気を入れているところ

手のひらサイズの超コンパクトな電動空気入れCYCPUSのAS2 ProとPro Maxは、本当にコンパクトなだけでなく、とても頼りになる性能を持っていると感じました。魅力を再度、まとめます。

● サイジャのポケットに収まるコンパクトさ
● 120PSIまで、120秒、100PSIなら、90秒程度で完了
● 操作が簡単
● 中華ブランドだけど、サポートは受けられそう

 

CYCPLUSの電動空気入れで、「1分あれば空気を入れられる」そんな安心感を手に入れてみませんか!

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