こんにちは、ゆらです。
電動空気入れって便利なのだろうけど、何をどう選べば良いか、基準が分からないという方、多いのではないでしょうか。私の場合はラッキーなことに、アルバイトしている自転車店で実際に使ってみることができたので、その便利さに感動!それとともに、ちょっと使いにくいなと感じる点も。
そこで今回は、実際の「口コミ」を調べて、
●「ちょっと使いにくいな」というカベとは?
●「使いにくいな」をクリアするおすすめの3モデル
など、なるべく具体的に電動空気入れについてご紹介して参ります!
電動空気入れ、多く見かける口コミとは?
電動空気入れを使った人の口コミには、良い意見もあれば気になる点もあります。「今ひとつ!」というデメリット、「良かった!」というメリットをまとめてみました。
デメリット | メリット |
・動作音がうるさい ・操作方法が分かりにくい ・バッテリーがすぐ無くなる ・値段が高い | ・とにかく楽! ・コンパクトで場所を取らない ・自動停止してくれるから安心 ・タイヤだけでなく色々な用途に使える |
それぞれの声を詳しく見ていきましょう。
マイナスな口コミ
音がうるさい
空気を入れているときの動作音が大きく、びっくりした!という声は、とても多く見かけました。まちがってスタートボタンを押してしまって、あわてた、と言う方も多かったです。大きな音がする、ということは知っておいてくださいね。とくに室内や夜間に使用するとご近所に迷惑になる可能性が高いです。
ただし、日中に屋外の自転車置き場で使用するのであれば、それほど問題ないレベルではあると思います。
操作方法が分かりにくい

空気を入れる対象物を選び、空気圧の単位を選び、空気圧を設定し、それから空気入れをスタートします。タイヤの場合は、バルブの形状が英式、米式、仏式と3種類あるので、自分の自転車のバルブ形状を確認し、それに合うアダプタを電動空気入れにセットしなくてはいけません。
初めて使うとき、説明書を何回も読んで大変だった人が多かったです。ただ、一度設定するとメモリー機能でその設定を記憶してくれます。同じ自転車のタイヤに空気を入れるなら、次回からは電源を入れたら即スタートできます。
ただ、自転車、バイク、車、サッカーボールなど、さまざまな用途で使用する場合は、その度に設定しないといけません。時間が空くと忘れてしまって、また説明書を読まないといけなくなると、ちょっとやっかいですね。
ポイントは、対象物を選択するモードボタン(”M”と表記されることが多い)、単位を選択するボタン(”U”と表記されることが多い)が別々になっていること。この2つの機能が一つのボタンに長押しで切り替えるようになっているモデルがありますが、覚えにくいです。ぜひ、チャックしてみてください。
バッテリーがすぐ無くなる

一度に2台、3台の自転車のタイヤに空気を入れると充電がすぐになくなるという声もあります。これは入れる自転車によっても異なります。ロードバイクのタイヤは細いけれども高圧で空気を入れるので、ママチャリのようなシティーサイクルよりも時間がかかります。また、車のタイヤに空気を入れる場合は一度に4本のタイヤに入れなければいけません。そのようにハードに使う場合にはバッテリーの持ちが悪いと感じるかも知れません。
値段が高い
手押しの空気入れに比べると、どうしても2倍、3倍…という価格になりがちな電動空気入れ。買って使いこなせなかったらどうしよう、などと不安が大きいようです。でも思い切って買って良かった!という声がとても多いので、特に自転車を日常でよく使う人の満足度は高いようです。
プラスの口コミ
とにかく楽!

ボタンを押すだけで簡単に空気を入れられるのはとにかく楽、もっと早く買えば良かった!と言う意見はやはり多いです。手動の空気入れでポンプの持ち手を押し込んで空気を入れていくと、どんどん重くなって最後まで押し切るのは大変です。
クロスバイクやロードバイクなど、空気圧が高めに設定されているタイヤに空気を入れるなら、その差は歴然です。
コンパクトで場所を取らない

手動の空気入れは背が高く、玄関での収納場所に困りがち。でも電動タイプならとてもコンパクト。下駄箱や棚の上など、ちょっとしたスキマに置くことができるのが便利だったという声も多かったです。
また、軽量タイプなら、カバンに入れて持ち運ぶこともできます。出発前に空気を入れて、そのままゴーする手も。また自転車でツーリングを楽しむなら、携帯しておけば何かと安心です。
自動停止してくれるから安心

自転車に空気を入れる際、どこまで空気を入れたら良いのか分かりにくいもの。そこで自動で止まってくれる安心感を高く評価する人も多いです。実際、手動ポンプで数値が分からず空気を入れると、入れ過ぎでバーストしてしまうことも。
電動空気入れなら空気圧を設定し、そこまで空気が入ると自動的に止まるので、入れすぎの心配が必要ありません。そしてもちろん、足りない心配もありません。

タイヤだけでなく、いろいろな物に使える

サッカーやバスケットボールのクラブチームで一度に大量のボールの空気を入れているという人もいました。また、浮き輪、エアマットなどアウトドアアクティビティに便利に使っているという声も。自転車のタイヤと合わせて、便利に活用しているようです。
そもそも電動空気入れとは?
電動空気入れは、ボタン一つで簡単に空気を入れられる便利なアイテムです。ここでは主な特徴をまとめます。
ボタンを押すだけで空気入れ完了
従来の空気入れは、足踏み式や手押し式のポンプを使い、何度も力を入れて押し続ける必要がありました。しかし、電動空気入れなら、ボタンを押すだけで自動的に空気が入り、ほぼ手間がかかりません。忙しい朝や疲れているときでも、簡単に空気を補充できるのが魅力です。
コンパクトでサッと持ち出せる

多くの電動空気入れは手のひらサイズで、バッグや車のグローブボックスに収納できるほどコンパクトです。必要なときにすぐ取り出せて使えるため、ツーリングやドライブに持って行くのにも便利です。特に、自転車やバイクに乗る人は、携帯しておくと突然の空気不足にも対応できます。
適正な空気圧で空気を入れられる

電動空気入れには空気圧を調整できる機能が付いており、タイヤやボールの適正な空気圧を設定しておけば、その数値に達した時点で自動的に空気の注入が止まります。これにより、空気の入れすぎによる破裂や、逆に空気が少なすぎて乗り心地が悪くなるといった問題を防ぐことができます。
充電式なので、どこでも使える

多くの電動空気入れは充電式のバッテリーを搭載しているため、コンセントがない場所でも使用できます。自宅の庭先はもちろん、キャンプ場や旅行先、駐車場など、さまざまなシーンで活躍します。また、USB充電に対応しており、モバイルバッテリーや車のシガーソケットから充電できるため、いざというときにも安心です。
タイヤ以外、ボールや浮き輪にも

電動空気入れは、自転車や車のタイヤだけでなく、バスケットボールやサッカーボール、浮き輪やビニールプールなどの空気入れにも対応しています。付属のアタッチメントを交換することで、さまざまなアイテムに空気を入れられるため、一台持っておくと何かと便利です。
電動空気入れのメリット・デメリットを知っておこう
すでに口コミで電動空気入れのメリット・デメリットを知ってもらえたかと思いますが、ここでもう一度整理してみます。自分の使い方を思い浮かべながら、優先ポイントを考えてみてくださいね。
メリット
簡単操作で誰でも使える
ボタンを押すだけで力は必要ありません。力に自信のない方や子どもでも、簡単に空気を入れることができます。
コンパクトで持ち運びが簡単

小型で収納しやすく、簡単に持ち運びできます。必要に応じて携帯することも可能。本格的にサイクリングを楽しむなら、軽量コンパクトなモデルもあります。それなりに高価です。
多用途に使える

自転車、バイク、車のタイヤだけでなく、ボールや浮き輪、キャンプ用マットなど、さまざまな用途に使えます。ベビーカーや車椅子にも空気を入れられます。一台あれば、家族みんなの活動を支えてくれるでしょう。
デメリット
充電が必要

一度の充電で複数回使うことができますが、充電を忘れると使えません。空気を入れたいタイミングは多くの場合、出発直前だったりするので、使った後はバッテリーモニターで残量を確認し、残り1〜2メモリであれば充電しておきましょう。
音が大きい
動作音の大きさは今のところ、避けられないデメリットと言えるかも知れません。ただ、そうは言ってもモデルによっては動作音を抑えたモデルもあります。70dB(デシベル)以下なら静音モデルと言えるでしょう。音量の目安をご紹介しておきます。
db(デシベル) | 音の感じ方 | 例 |
50 | 普通 | 静かな事務所、エアコンの室外機 |
60 | うるさい | 静かな乗用車、普通の会話、洗濯機、掃除機、テレビ |
70 | うるさい | 騒々しい事務所、騒々しい街頭、セミの鳴き声 |
80 | うるさい | 地下鉄・電車の車内、交差点、ピアノ |
価格が高め
手動の空気入れに比べると、やや高額になります。手動でも空気圧系が付いたスポーツモデル対応のモデルなら数千円を超えたりするので、価格帯は重なる感じがあります。
シティーサイクルにしか使わない場合は、手動ポンプは千円台からあるので、電動はかなり高く感じるかも知れません。この場合は労力と時間と頻度を考えて、検討してみてください。
使いやすい電動空気入れおすすめ5選
ここでは、口コミ評価の高いおすすめの電動空気入れを5つ紹介します。
PANP RIDE(パンプ ライド) 電動空気入れ

2022年の販売開始から3年、電動空気入れの草分け的モデルです。ママチャリなど、シティサイクルのタイヤならわずか40秒ほどで空気を入れることができます。国内メーカーなので、質問にも迅速に答えてもらえるし、トラブルにもしっかり対応してくれます。
おすすめポイント |
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▼▼ PANP RIDEについては、こちらで詳しく紹介しています ▼▼
こんにちは、ゆらです。自転車の空気って、たいてい出発直前に「入れなきゃ!!」ってなりがち。あわてているので、焦って空気入れのレバーで指を挟んだり、バルブにうまく接続できなかったり。。やっと繋いで、そこからが本番、本気のポンピングです[…]
Bikray(ビクレイ)

このモデルの魅力はズバリ価格。4,000円を切る価格ながら、自転車、バイク、車、ボールや浮き輪など、多用途に対応しています。ボディが樹脂からアルミ合金に進化し、強度がアップしただけでなく、音の伝播速度が増加することで作動音が前モデルよりも静かになりました。
おすすめポイント |
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KUKY AUTO PUMP smart

自転車メーカーが開発した小型電動空気入れ。電動空気入れとタイヤのバルブをつなぐホースが長いのが大きな特徴。タイヤのバルブに取り付けるとき、「あーもう少しホースが長ければ使いやすいのに…」と思うことが結構あります。そんなとき、本モデルなら余裕でセッティングできそうです。
おすすめポイント |
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LUFT(ルフト)-ARP

この製品の大きな特徴は、ズバリ高圧タイプであること。ロードバイクなど、高圧で乗るタイヤにはうれしいですね!最大空気圧力がなんと160PSI。最高圧の部類に入ると言って良いでしょう。より素早く、パワフルな空気注入を実現しています。
おすすめポイント |
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Kaedear(カエディア) KDR-AP1

こちらは、バイク用を主眼として企画された電動空気入れです。コンパクトなだけなく、全体的にカドがなくて、手に持ちやすい形状です。グローブをしたままでも持ちやすく、ボタンが押しやすいように、あえてタッチパネルにはしていません。
おすすめポイント |
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電動空気入れに関するQ&A
電動空気入れについてよくある疑問に答えます。
どれくらいうるさいですか?

モデルによりますが、掃除機と同じくらいの音がすることが多いです。マンションの室内や、夜間の使用は控えた方が良いでしょう。音が気になる方、大きな音が怖い方は、70dB(デシベル)以下のモデルを選ぶと良いかと思います。
子どもでも使えますか?

例えばおすすめ3選で最初にご紹介したPANPのメーカーHPでは、12歳以上の使用が推奨されています。小学生高学年位の子どもなら使いこなせそうです。空気圧の設定など、設定関係は一緒に確認してあげると安心です。
一台の自転車に空気を入れるのにかかる時間は?

電動空気入れのパワーや、自転車の種類にもよりますが、目安としてはシティサイクルのタイヤで40秒〜1分なので、前後のタイヤで5分程度あれば良いでしょう。
車のタイヤにも使えますか?どれくらい時間がかかりますか?

もちろん車のタイヤにも使えます。空気の補充の場合、1本あたり5〜10分ほどかかることが多いようです。なお、全く空気が入っていない状態だとかなりの時間がかかるので、現実的ではないでしょう。バッテリー容量の問題に加え、長時間の使用により、電動空気入れ本体が大変高温になり、危険が伴います。
車椅子にも使えますか?

使えますが、タイヤのバルブの種類によってはアダプターが必要な場合があります。
まとめ
電動空気入れは、簡単操作で手軽に空気を入れられる便利なアイテムです。音が大きかったり、充電が必要だったりするデメリットもありますが、それ以上にメリットが多く、特に自転車や車をよく使う人にはおすすめです。今回紹介した3つのモデルを参考に、自分にぴったりの電動空気入れを見つけてください!