こんにちは、ゆらです。
ククサとは?
ククサの発祥
スカンジナビア北部の「サーミ人」に古くから伝わる、白樺のコブから作られたカップがククサ。
「サーミ人」とは北欧の「ラップランド」(ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、ロシアの4カ国にまたがる地域)と呼ばれるスカンジナビア半島最北端の地域に居住する先住民族で、トナカイの遊牧民だそうです。
ククサの言い伝え
そんなククサ、大切な人への贈り物とされ、贈られた人は幸せになる、という言い伝えがあるそうです。材料となる白樺のコブは、カップを作る事ができる大きさになるまで20〜30年かかるのだそう。カップとして削り出すのも、固くて大変な作業です。とても貴重なものなのでしょう。
日本でも買えるの?
現地で白樺のコブで作られたククサは日本にも輸入されているようです。でも、かなりお高いですね、一万円以上しています。。
ククサキットで自分だけのククサが作れる!
SomAbitoのククサキット
カップ部分はすでにくり抜いて耐水処理も施されており、主に持ち手部分を自由に削り出していく、というキット商品があったのです!
レベル | 持ち手 | カップ部 |
初級 | 粗く削り出されている。ナイフで削る | ほぼ完成 |
中級 | 粗く削り出されている。ナイフで削る | ナイフで整える |
上級 | 削りだしていない。糸ノコで切り出してからナイフで削る | ナイフで整える |
必要なもの・道具
ナイフ
小刀
ククサの作り方
出来上がりのデザインイメージを決めて、鉛筆で持ち手に印をつけておく
ナイフで少しずつ、削っていく。場所によって道具を使い分ける
理想の形になったら、番手の荒い紙やすりから順番にやすって、表面を滑らかにする
クルミ油を塗って、乾いたら磨く
完成!
- ナイフの背に親指を添え、その添えた親指でナイフの背を押して削る
- 少しずつ、なるべく薄く削る
- 一方向から削って引っかかるときは、方向を変えると削れる
- 特に先が細いカービングナイフは、少し切っ先が触っただけでも切れてしまうので、要注意
- 飲み口が厚いと飲みにくいので、頑張って薄くすることをお勧め
- ナイフに慣れていないと、知らず知らず、身体全体に力が入ってかなり疲れる。休み休みやりましょう
ククサのお手入れ
出来上がったククサですが、通常の食器より、少し気にかけてあげることが必要です。
使い終わったら放置せず、優しく水(またはお湯)洗いして、よく乾かしましょう。
乾燥しないように、定期的に、クルミ油を塗ってメンテナンスしましょう。
そして、メンテナンスを続けていくと、色合いが深くなり、一層の趣きが出てくるとか。楽しみです!
ククサ、こんな風に使っています!
世界に1つだけの自分専用のククサ。私はこんな風に使っています。
家で週末、まったりとコーヒーを楽しむ
サイクリングで、ジンジャーハーブティーを楽しむ
キャンプで、コーヒーを楽しむ
実は、ククサが完成してからまだキャンプに行っていません。その日が楽しみです!!
まとめ
「ククサをプレゼントすると、贈られた人が幸せになる」ということで、子供たちにプレゼントしよう!と思っていたのが、結局親子3人、自分で自分のククサを作ることなっていました。
ククサという可愛らしいマグカップを知ったことをきっかけに、思いがけず木工の楽しさを体験することになりました。多分、こういう方ならククサキット、楽しめるのではないでしょうか。
ククサキット、向いている人
1つでも当てはまれば、きっと楽しめると思います!
木が好き
工作、何か作ることが好き(不器用OK)
キャンプ好き
癒しが欲しい
お茶(コーヒー、紅茶)好き
サイクリングでチェアリングする人
ナイフ好き
インスタ映え好き
ククサキット、向いていない人
逆に、こういう方は向いていないかも??
忙しい!
面倒くさいことがいや
刃物が怖い
完璧主義
ククサキットを作った感想
久しぶりに小・中学生に戻った気分を味わうことが出来て、とても楽しかったー!何より、とっくに成人している子供たちと3人で、「宇宙の成り立ちは?」などと言う、普段なら話さない話題で盛り上がりつつ、ひたすら木を削る時間は、私にとっては思いがけない貴重なプレゼントをもらったような気がします。
そして、出来上がったククサは、趣味のコーヒー、サイクリング、キャンプで、これから長く私の相棒になってくれることでしょう!
somAbitoのKYO-KUKSAは、品切れになることも多いようなので、興味を持って調べたときに在庫があったら、是非、運命だと思って購入することをお勧め致します!