ククサキット

世界でたった1つ、自分だけのククサが作れるキットが楽しい!

こんにちは、ゆらです。

あるときネットで調べごとをしていて「ククサ」に出会った私。木製の素朴なカップ。
ククサとは
「ああ、可愛いなあ」と何気なく見ていた私の目が釘づけになったのは、「ククサをプレゼントすると、もらった人が幸せになる」という一文。あら、素敵じゃない♬
色々調べてゆくうちに、ククサの手作りキット商品を発見。カップの中はくり抜かれていて、持ち手部分を自分で好きなように削って完成させるのです!ハート・ズッキュン。一から作るのは流石にハードルが高いですが、60%位完成しているのなら、出来そうです。。
ゆら
自分で削って、子供たちにプレゼント出来たら素敵!!
最初はそう思ったのですが、結局、自分のカップは自分で作りたい!ということで、素材だけプレゼントして、それぞれマイカップを作ることになりました!
ゆら
確かに、、美的・芸術的センス、子供たちには叶わないし。笑
こうして、ほぼ思いつきのような形でククサ作りに挑戦しましたが、これが楽しかった!!本日はそんなククサの魅力を是非、お伝えしたいと思います。
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ククサとは?

ククサの発祥

スカンジナビア北部の「サーミ人」に古くから伝わる、白樺のコブから作られたカップがククサ。

白樺のコブ

「サーミ人」とは北欧の「ラップランド」(ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、ロシアの4カ国にまたがる地域)と呼ばれるスカンジナビア半島最北端の地域に居住する先住民族で、トナカイの遊牧民だそうです。

ラップランド

ククサの言い伝え

そんなククサ、大切な人への贈り物とされ、贈られた人は幸せになる、という言い伝えがあるそうです。材料となる白樺のコブは、カップを作る事ができる大きさになるまで20〜30年かかるのだそう。カップとして削り出すのも、固くて大変な作業です。とても貴重なものなのでしょう。

ゆら
大切な人の幸せを願いながら、一彫り、一彫り、丁寧に作られるのでしょうね!

日本でも買えるの?

現地で白樺のコブで作られたククサは日本にも輸入されているようです。でも、かなりお高いですね、一万円以上しています。。

材料と原産国にこだわらなければ、三千円位で購入できるようです。

でも、お安いものはニスが塗られていて、扱いやすいのでしょうが、ニス臭がしたり、工業製品に近いよう。本来のククサのように、色味が深くなって、育っていく、という楽しみは味わえそうにありません。そんな中で見つけたのが、「キット」商品でした!

ククサキットで自分だけのククサが作れる!

SomAbitoのククサキット

カップ部分はすでにくり抜いて耐水処理も施されており、主に持ち手部分を自由に削り出していく、というキット商品があったのです!

このキットを販売しているのは、SomAbitoという、京都は福知山市のガレージブランド。京都産のヒノキを使った木製品やアウトドアグッズを製作・販売しています。
HPはこちら。http://somabito110.jp/
ククサキットもヒノキ。ヒノキの森を健康に保つために「間伐」が行われますが、その間伐材を利用して作られたのがこの「KYOーKUKSA」。3つの難易度から商品を選ぶことが出来ます。また、カップの底に名前を刻印してもらえるキットもあります。
レベル持ち手カップ部
初級粗く削り出されている。ナイフで削るほぼ完成
中級粗く削り出されている。ナイフで削るナイフで整える
上級削りだしていない。糸ノコで切り出してからナイフで削るナイフで整える
私が選んだのは中級。ちょっと、チャレンジしてみました!
ククサ到着時

必要なもの・道具

ナイフ

小刀

ちなみに私は左利きなので、左利き用を購入しました。

カービングナイフ・フックナイフ
最初は小刀だけで始めたのですが、曲面とか、細かい場所を削るのが不便だったので、木工用のナイフセットを購入。

カービングナイフは小刀より刃先が尖っているので、細かいところを削るのが便利。そしてよく切れます。刃が丸くなっているフックナイフは、曲面を削るのが便利。やはり道具を使い分けると楽ですね!
ゆら
木工用ナイフはよく切れるので、充分気をつけて!私は3回ほど、切っ先で指を切ってしまいました。。

ヤスリ
棒ヤスリ

持ち手の穴まわりとか、付け根の曲面をヤスるときに使いました。
紙ヤスリ
これはキットに付属しています。荒い順に、80番、120番、240番、400番の4種類。小さめの紙片なので、念のために別途紙やすりを用意しましたが、付属の紙やすりの方が強力で使いやすかったです
クルミ油

削り→やすり が終わったら、最後にオイルフィニッシュ。クルミ油が推奨されていたので、素直に購入。オリーブオイルでも良い、との表記もありましたが、調べて見るとオリーブオイルはベタベタするのに対し、クルミ油はサラッとしているので、扱いやすいようです。
ハケ
クルミ油を塗るのに、ハケがあると便利です。今回はうちにあったコーヒーミルを掃除するハケの在庫があったので、それを流用しました。

ククサの作り方

作業工程

出来上がりのデザインイメージを決めて、鉛筆で持ち手に印をつけておく

ククサ 鉛筆と小刀

ナイフで少しずつ、削っていく。場所によって道具を使い分ける

ククサ削り始め
削り始め
ククサ削り終わりと道具
削り終盤

理想の形になったら、番手の荒い紙やすりから順番にやすって、表面を滑らかにする

ククサやすり終了

クルミ油を塗って、乾いたら磨く

ククサ完成

完成!

注意点

  • ナイフの背に親指を添え、その添えた親指でナイフの背を押して削る
  • 少しずつ、なるべく薄く削る
  • 一方向から削って引っかかるときは、方向を変えると削れる
  • 特に先が細いカービングナイフは、少し切っ先が触っただけでも切れてしまうので、要注意
  • 飲み口が厚いと飲みにくいので、頑張って薄くすることをお勧め
  • ナイフに慣れていないと、知らず知らず、身体全体に力が入ってかなり疲れる。休み休みやりましょう

ククサのお手入れ

出来上がったククサですが、通常の食器より、少し気にかけてあげることが必要です。

使い終わったら放置せず、優しく水(またはお湯)洗いして、よく乾かしましょう。

乾燥しないように、定期的に、クルミ油を塗ってメンテナンスしましょう。

メンテナンス前
メンテナンス前
メンテナンス後
メンテナンス後
ゆら
乾燥や、飲み物を入れたままの放置は、割れの原因となるそうです!

そして、メンテナンスを続けていくと、色合いが深くなり、一層の趣きが出てくるとか。楽しみです!

ククサ、こんな風に使っています!

世界に1つだけの自分専用のククサ。私はこんな風に使っています。

家で週末、まったりとコーヒーを楽しむ

ククサでコーヒー

サイクリングで、ジンジャーハーブティーを楽しむ

サイクリングとククサ

公園でククサ

キャンプで、コーヒーを楽しむ

実は、ククサが完成してからまだキャンプに行っていません。その日が楽しみです!!

まとめ

「ククサをプレゼントすると、贈られた人が幸せになる」ということで、子供たちにプレゼントしよう!と思っていたのが、結局親子3人、自分で自分のククサを作ることなっていました。

ククサという可愛らしいマグカップを知ったことをきっかけに、思いがけず木工の楽しさを体験することになりました。多分、こういう方ならククサキット、楽しめるのではないでしょうか。

ククサキット、向いている人

1つでも当てはまれば、きっと楽しめると思います!

木が好き

工作、何か作ることが好き(不器用OK)

キャンプ好き

癒しが欲しい

お茶(コーヒー、紅茶)好き

サイクリングでチェアリングする人

ナイフ好き

インスタ映え好き

ククサキット、向いていない人

逆に、こういう方は向いていないかも??

忙しい!

面倒くさいことがいや

刃物が怖い

完璧主義

ククサキットを作った感想

久しぶりに小・中学生に戻った気分を味わうことが出来て、とても楽しかったー!何より、とっくに成人している子供たちと3人で、「宇宙の成り立ちは?」などと言う、普段なら話さない話題で盛り上がりつつ、ひたすら木を削る時間は、私にとっては思いがけない貴重なプレゼントをもらったような気がします。

そして、出来上がったククサは、趣味のコーヒー、サイクリング、キャンプで、これから長く私の相棒になってくれることでしょう!

somAbitoのKYO-KUKSAは、品切れになることも多いようなので、興味を持って調べたときに在庫があったら、是非、運命だと思って購入することをお勧め致します!

 

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