こんにちは、ゆらです。
冬場サイクリングに行くとき、どんな服装をしたら良いのか、悩んだことはありませんか?
私にとっては結構な悩みのタネ。漕ぎ始めは寒いのですが、段々と暑くなって来ます。汗だってかきます。途中で止まればまた寒くなります。汗でインナーが濡れていると、一段と冷えてしまいます。
ゆら 冬のサイクリングは、温度調節がとっても難しい!
そこで、今回は冬のサイクリングを快適にしてくれる服装についてまとめてみます。特に、女性で、20キロ〜40キロ位の距離のサイクリングを、のんびり楽しんでいる方向けです!読んで頂ければ、どんなウェアを選べば良いのか、判断基準が会得できる、そんなゴールを目指したいと思います。
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冬の服装では4つのポイントを押さえよう! 冬のサイクリングでは、「暖かければ良い!」というワケにはいきません。たとえノンビリのポタリングであっても、運動をしているのですから!
4つのポイントとは 風をさえぎること かいた汗を肌から素早く発散させること 手足の冷えを緩和するためにも、お腹(体幹)を冷やさないこと 体温変化に合わせて衣類を脱ぎ着できるよう、上手に重ね着すること
ゆら 街歩きのときのように、暖かいダウンを着ると、熱の逃げ場がなくて、びしょびしょに。。
では、4つのポイントをクリア出来るアイテム選びを具体的にご紹介していきます!
風はアウターでシャットアウトしよう! 自転車は常に風を切って進んでいます。そのため、アウターで風をシャットアウトしてしまうことが大切 。そして同時に、汗の湿気を素早く外に放出してくれる ことが重要です。「防風」しつつ、さらに汗を吸って、す速く乾いてくれる、「吸汗速乾」な高機能素材のアウター を選びましょう。
高機能な素材とは? 「吸汗速乾」 の高機能素材は、ポリエステル、ポリプロピレンといった化学繊維。しかしこれらの素材は軽くて保温性に勝れるものの、本来は水を吸いません。
ゆら 水を吸わないなら、汗でベタベタになって、肌に張り付いて気持ち悪い!!
それが、大丈夫なんです!!ポイントは、高機能なポリエステルである、ということ。 湿気を吸収する機能が付加されているのです! 生地自体に水分を吸収する力がなくても、毛細管現象を利用して、汗を内側から外へ放出させることができる 訳です!
モンベルとかパールイズミ等のサイクルウェアを販売しているメーカーには、このような高機能な吸湿速乾素材 を使ったアウターが数多く用意されています。デザイン的にも、自転車に乗る態勢に合ったフィット感、背中ポケット等、やっぱり便利に出来ています。良いのですが、お値段も良いのですよね。
ありがたいことに最近ではユニクロやGU、ワークマンといったお店でもこのようなアウターが販売されてるので、私が持っているものをご紹介しますね!
ユニクロのブロックテックパーカー。 耐久撥水、防水、防風、透湿、ストレッチ性がある素材で、雨や風から守ってくれます。2017年に購入し、愛用中です。お気に入りポイントは、
雨だけでなく、風からもかなり守ってくれる ポケットにファスナーがついていて、走っていても安心 背中が少し長めで、自転車ウェアっぽい 袖をベルクロで絞れるので、冷気を防ぐ事ができる シルエットがスマート。風にバタつかないし、オシャレ風味あり 残念ポイントは1つ!
とはいえ、冬場であればそこまでムレることはないので、6千円でこの性能、着心地なら十分、使えます。
定番化している商品のようなので、機能・デザインがアップデートされたものを現在でも購入する事ができます。
サイクルウェアブランドのアウターもチェックしてみます。サイクルウェアと言えば、パールイズミ。
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価格は17,600円(税込)。かなり、スマートなデザインですね。汗をかき易い背中の中心に湿気を吸収発散させる素材を重点的に配置されていたり、背中ポケットや、裾がずり上がりにくいデザイン、細かいところまで自転車に特化しているところが魅力ですね!
ゆら 高いけど、いずれ着てみたい。。けど、もう少し街着っぽいものが良いのですねぇ。。
汗を素早く発散させるインナーで、汗冷えを撃退しよう! 最大の敵は「汗冷え」 私が冬に自転車に乗っていて、一番困ったのが主に上半身の「汗冷え問題」です。走っていれば身体は暖まって来るので、寒さで困ったことって意外とないんです!
問題は、自転車が止まったとき。目的地についてブラブラ歩いたり、写真とったり。食事をしたり。ちょっとした買い物をしたり。その間、汗が乾かず、インナーはじっとり。時間が経つほどに冷えて来る。。そしてまた自転車に乗ると。。。
ゆら 「つ、冷たい!! さ、寒い! 身体の芯まで冷えてまうやろーーーー!!!」
という、最悪の状態を迎えます。走っても走っても暖まらないばかりか、体温をどんどん奪われて行きます。そんな状態のまま帰宅した直後、体温を測ったことがありますが、何度測っても「34.7度」あたりをうろうろ。全く、生きた心地がしません。
この「汗冷え」から救ってくれるのが、「吸汗速乾」 素材のインナーです。
ゆら 「吸汗速乾」って、聞いたような。。あぁ、アウターと一緒やん!
そうなんですね!アウターと同じく、高機能なポリエス系素材 が使われたインナーが、良い仕事してくれるんですね!現在、愛用してるのが、おなじみ、パールイズミのインナー。
年季が入ってます。正直、毛玉とかできています。汗冷えしにくく、ストレッチ性もあって、軽くて暖かい。素材はポリエステル100%??実は製品タグの表示が退色して読めない。。同等の現行商品はこちら。
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スポーツ自転車店で購入したのですが、なかなかにレディースの品揃えは少なく、男性用のSを買いました。本当はレディースもちゃんとあります。
👉 パールイズミでは”コンフォヒート”が吸汗速乾素材の名称です。
次に重要なのが保温性 インナーの場合、さらに保温効果があって、着るだけで暖かく感じるものもあるんです!例えば、
モンベル ジオラインM.W.サイクルアンダーシャツ
ポリエステル100%
繊維にセラミックが練り込まれている→遠赤外線効果
繊維、生地の空気層が、暖かさを保持
パールイズミ コンフォヒート ロングスリーブ
ポリエステル90%、キュプラ10%
水分を吸収して発熱、熱を保温して持続させる素材「コンフォヒート」を採用
肌面にあるパイル生地が暖かい空気を保持
ミズノ ブレスサーモアンダーウエアEXクルーネック長袖シャツ[レディース]
ポリエステル90%、合成繊維(ブレスサーモ)10%
吸湿発熱素材「ブレスサーモ」が、人体から発生する水分を吸収して発熱する
ブレスサーモの吸湿発熱した空気を繊維間に取りこみ保温する
ゆら 汗を吸収するだけでなく、それで保温しちゃうとは!!一挙両得ですね!!
基本、サイクリング時に身に付ける服装は、吸汗速乾、吸湿発熱、、防風透湿等の文言が付いてるもので、ポリエステル系素材が使われているもの をまずチェック、ですね!
「ヒートテック」はサイクリングに使える? ここで気をつけて欲しいのが、ユニクロのヒートテックを筆頭とする「あったかインナー」 。GUのスタイルヒート、しまむらのファイバーヒート など、各社で販売され、みなさんも手放せなくなっているかと思います。
原理は「吸湿発熱」 、身体から出る汗や水蒸気を熱に変えて暖かくするという仕組み です。スポーツ向けに作られた商品と同じく、ポリエステル、ポリウレタンが使われていますが、実はそれ以外に、異なる素材が使われています。それがレーヨン、アクリル。
そもそも、ユニクロのヒートテックの場合、レーヨンが吸湿発熱性能のキモ 。ところがレーヨンは吸湿性は高いのですが、乾きにくいので、スポーツ等で大量の汗をかくと、濡れた状態が続き、身体を冷やしてしまうのです!
ヒートテックはレーヨンにアルガンオイルが配合されて、保湿効果、肌触りも良くなっています。街着としては最高!用途によって、使い分けることが大切ですね!
体幹を冷えから守るには腹巻き! 冬のサイクリングでは実際、指先、つま先が冷えます。手袋の中にインナーグローブを追加したり、ソックスに靴下用カイロを貼ったりして、なんとか暖めようと頑張るのですが、実はお腹を暖めることで、手足も暖まるそうなのです!
これは生理学的にも実証されているようで、「The Conversation」というサイトに寄稿されている、ミシシッピ州立大学のジョン エリック スミス運動生理学准教授によって書かれた記事を以下に参照します。
When you enter a cold environment, your body redistributes blood to the torso, protecting and maintaining the warmth of the vital organs there. At the same time, your body constricts blood flow to the skin. Narrowing the roads to the skin means less heat can make the journey, and so less is lost to the environment. And minimizing how much blood goes to the skin – which is in closest proximity to the cold – means you can hold onto more of your internal heat longer.
寒い環境に入ると、体は胴体に血液を再分配し、胴体の重要な臓器の暖かさを保護および維持します 。同時に、あなたの体は皮膚への血流を制限します 。皮膚への道を狭くすることは、より少ない熱が旅をすることができることを意味します、そしてそれでより少ない環境に失われます。そして、寒さに最も近い皮膚に行く血液の量を最小限に抑えることは、より多くの内部熱をより長く保持できることを意味します。
日本語が分かりにくいですね!要約すると、
寒さの中に入ると、私たちの身体は、まず重要な臓器を守るために、
◆ 胴体、つまりお腹周りに血流を集中して暖める
◆ そして、皮膚への血流を制限し、熱が皮膚から失われることを防ぐ ことにより、
◆ 身体の内部により長く熱を温存することができる
→ その代わり、身体の表面、末端は冷え冷えになる!
ゆら 腹巻きでお腹を暖めることが、指先、つま先を暖めることに繋がるのですね!
私も早速、腹巻きを購入。スポーツ腹巻き、ボデイーウォーマーと言うと、ちょっとカッコいい!
注意点は、やはり素材。ポリエステル系の、吸湿速乾性能のあるもの を選びましょう。ミズノのブレスサーモの腹巻きはフリーサイズ、ゆったり作られているので、締め付けもなく快適。その反面、伸びやすい印象。購入価格は2,660円(税込)
スポーツ用に作られているので、汗冷えすることなく、やはりお腹を暖めるって、とても安心感がありますね。特にお腹の弱い方には超おすすめです。素材を確認しておきましょう。
おっと。ユニクロのヒートテックに用いられている素材、レーヨン、アクリルが使われていますね!
ゆら ブレスサーモは、「吸湿発熱素材のパイオニア」だそうです!
ブレスサーモ自体が、人体から出る水分を吸収して発熱、暖かさは身体に、湿気は外に発散してくれるのですね!
ゆら レーヨン、アクリルが汗冷えの原因になるとは、一概には言えないのですね!
腹巻きをするようになってから、汗冷えで困ることはなくなり、とても快適です!特にお腹が弱い、冷えやすい方には絶対にお勧めしたい一品ですね!
パールイズミには、ベルクロ式で取り外しが簡単に出来るタイプの腹巻きがあります。これは便利そう!
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3,520円(税込)、素材はポリエステル100%です。保温、防風透湿、使い捨てカイロが入れられるポケット付きです。ただ、サイズはワンサイズ、対応ウエストサイズは67センチ〜90センチ。女子には大きすぎる可能性がありますよね!
ゆら やっぱり、女子用が欲しいです、パールイズミさん。。
効果的な重ね着の方法とは? 重ね着が効果的な理由 さて、4つ目の条件は、「効果的な重ね着」。重ね着が有利な理由はこちら。
厚手のアウターに保温を頼ると、体温調節のための脱ぎ着がしづらい。 厚手のアウターは、乗車姿勢やペダリングの妨げになる。 重ね着によって生まれる空気層が、保温性を高めてくれる。 重ね着だと体温、体感に合わせてこまめに脱ぎ着することが出来る。 厚手のアウターで着膨れした状態ではペダルを回したり、前傾姿勢を保持することがしずらくなります。高機能素材のインナーやアウターを重ね着すれば、そのときの状況に合わせた服装に調節することが出来ます!
4つのポイントをクリアする服装の組み合わせとは? 4つの条件をクリアできる服装を調べて色々と試した結果、以下の組み合わせにたどり着きました。
基本のアウター、インナーに加え、その日の気候や、体温の変化に合わせて、脱ぎ着しやすくてコンパクトになるオプションパーツ的な衣類を用意します。
アウター :風を通さず、透湿性のあるもの。ウィンドブレーカー、パーカー、厚すぎないもの
インナー :汗を素早く吸収し、外へ放出してくれる、そして保温性もある素材の長袖シャツ。スポーツブラも必須です 。
プラスして、スポーツ用腹巻、アームカバー、ネックウォーマー、ベスト、イヤーウォーマー
上半身に比べると汗をかくことは少ない印象です。脱ぎ着して調節した経験はほとんどないかな?その日の気温に合わせた重ね着をしています。
風を通さず、透湿性・保温性もある自転車用タイツ、スポーツ用パンツ(七分丈、くるぶし丈)靴下はメリノウール、ラムウールで。
靴は保温性のあるスニーカー、プラスして靴下カイロ
自転車用タイツはまたまたパールイズミさん。本当にお世話になっております!
冬の万全の服装で出発! まとめ 冬のサイクリングについて今回調べてみて、改めて風と汗をコントロールすることの大切さ、そのための素材選びの大切さを学びました。
冬のウェアを選ぶ際のポイントを最後にまとめておきます。
いかがだったでしょう?参考になればうれしいです!衣服を上手に調整して、冬もサイクリングを楽しみましょう!