こんにちは、ゆらです。
自転車室内保管のマストアイテム、バイクタワー。特にマンション住まいには本当に便利です。
突っ張り棒のように、床と天井にテンションをかけることで固定されるため、クギなどを打つ必要がありません。
「バイクタワー10」 我が家での使用状況
設置して8年、実は二度ほど、支柱が倒れかけたことがあります。一度目は地震のとき。数年前のことです。二度目は数ヶ月前、突然のことでした。
天井近くに転倒防止用のストラップを取り付けてあるので、いずれのときも支柱が少し傾いただけで、掛けてある自転車はそのまま無事でした。
リコール内容の確認
今回の不具合については、ミノウラ のHPだけでなく、消費者庁のリコール情報サイトにも掲載されていました。
消費者庁 リコール情報サイトから引用
箕浦「自転車用品:自転車収納台」 – 部品交換
一部において、上下支柱を固定する中間ジョイントの補強リングが十分に締まり切らず、設置中に支柱が縮み転倒してしまうおそれのあるものが紛れ込んでいるため
- 商品名自転車用品
自転車収納台- 連絡先株式会社 箕浦
http://www.minoura.jp/japan/support/cs/collect-bt10_bp3.html- 対応方法お客様の安全を配慮し、無償で対策済み金属補強リングにお取り替えいたします。部品交換はユーザー様ご自身でお願い致します。
部品交換作業手順:
http://www.minoura.jp/japan/support/cs/procedure-bt10_bp3.html- 転倒防止用樹脂ストラップ使用のお願い•バイクタワー10、バイクピット3の設置に際しては、必ず、製品に添付の「転倒防止用樹脂ストラップ」を使用し、万一の地震などによる不意の転倒にも耐えられるように備えてください。(画像参照/クリックで拡大します)
•もし、このストラップを使用しないままで設置していて転倒したとしても、弊社はその被害の責任を負いかねます。- 対応開始日2014年02月26日
- 対象の特定情報製品名:バイクタワー10、バイクピット3
購入時期特徴など:
以下の3項目すべてに該当する製品
① 支柱が黒色
② 購入時期が2013年11月1日以降
③ 支柱中間ジョイントの金属補強リング形状が、突起の無い〔旧型〕タイプ(上記のリング形状画像を参照)- 備考■天井〜床の突っ張りポール式自転車収納台の「バイクタワー10」および「バイクピット3」の一部において、上下支柱を固定する中間ジョイントの補強リングが十分に締まり切らず、設置中に支柱が縮み転倒してしまうおそれのあるものが紛れ込んでいます。
私が購入した「バイクタワー10」
さて、今回の無償交換部品の送付対象となるかどうかの3条件が、私の購入したバイクタワーに該当するかどうか、確認してみます。
- 支柱が黒色 ←該当
- 購入時期が2013年3月15日 ←非該当
- 支柱中間ジョイントの金属補強リング形状が、突起の無い〔旧型〕タイプ ←該当
ミノウラにメールで問い合わせて、上記の3点を伝えました。②には当てはまら無いものの、「2回、倒れ掛けたことがある」と伝えると、無償交換部品を送るとのことでした。
ミノウラ公式HP 「バイクタワー10・バイクピット3無償部品交換のお知らせ」
無償交換部品が届く
さて、メールでやりとりした当日に交換部品を発送してくださり、二日後には郵便ポストに届いていました。届いたのがこちら。
新型の中間ジョイントの金属リングが今回取り替える部品、その新しい金属リングをボルトで締めるときに使う特殊なワッシャー。この2つが今回の主眼です。
転倒防止ストラップとそれを止めるビスは、恐らく、使っていない人が多いので、念押しで送られきたのでしょう。
取り付け作業の手順
同送された「作業手順書」にそって、作業を始めます。
① 中間ジョイントの下側のボルトを緩めます。
②中間ジョイントを上支柱ごと抜きます。
全く、抜けません。。
私は、設置された状態で、作業を始めるものと思っていたのですが、どうやら作業手順書は、設置前の、支柱を寝かせた状態で始める前提となっている模様。。
③中間ジョイントの上側のボルトを緩めて、上支柱から引き抜きます。
③ー2 もし、引き抜きにくい場合は別々に外します。まずボルトとナットを上下とも取外します。
「別々に」が、「何と」「何を」別々にか、分からず。。
③ー3 金属リングをマイナスドライバなどで少し広げながら樹脂製スリーブから抜いて別々にしておくと、簡単に外せます。
それを私は、「中間ジョイントを分割する」という頭が全くないため、金属リングを広げながら、ごっそりと支柱から引き抜こうとしています!
④ 孔同士の形を合わせてから、樹脂製スリーブに新しい金属リングをはめ込みます。
さて手順書ではすでに中間ジョイントを分解して外すことも説明されているので、次の工程は、新しい金属リングを、樹脂スリーブにはめ込む手順に進んでいます。
金属リングをはめる向きを間違えました!穴が丸い方からビスを差し込み、六角形の方に六角形のナットが入って、締め込むのです。
<注>
すみません、これは、両側から締め込むのが正解で、最初が合っているようですね。ステムと同じですね。このときにはその知識もありませんでした。大変失礼致しました!(2023年11月)
⑤新しい中間ジョイントを上支柱に挿入します。
少し固いですが、ここは、えいやっと。意外と簡単にハマりました。
⑥上支柱を下支柱に挿入し、中間ジョイントを下支柱いっぱいに押し込みます。
⑦下側のボルトを5〜8N.mで締め付けます。その後はバイクタワー/ピットの説明書にしたがって支柱の長さを決め、上側のボルトは8N.mで締め付けて固定します。(締め過ぎは逆に悪い影響を及ぼします)
中間ジョイントを差し込んだ上支柱を下支柱に差込み、中間ジョイントを下がるところまで下げます。
そして、下側のボルトはこの時点で本締め。
上側のボルトは仮締めですが、ボルトを差すときに、同送された特殊なワッシャーを装着します。
このワッシャーを使うことで、強度が高まるのだそうです!ワッシャーにも向きがあります。凹凸の凸側からボルトに差込みます。
(2)一度、支柱を外して寝かせます。仮止めの位置から上支柱を2センチ延ばして再度固定。今度は本締めです。
(3)取り付け位置の天井に、上部カップを押し当て、そのまま上に突き上げるようにしてバネを縮め、斜めになっている支柱を垂直に立てて、床に固定する。
(4)転倒防止ストラップを取り付ける。完成!
そして、再度、部品交換作業手順書に戻ります。最後の項目が残っています。
⑧最後に、設置した支柱の上支柱をつかんで体重をかけて引き下げてみて、ずり下がらずにしっかりと固定されていることを確認してから、使用を開始してください。
ボルトは定期的にチェックし、緩んでいたら増し締めし、もし上側ゴムカップから赤いインジケータが見えていたら適切に再調整してください。
転倒防止ストラップは必ず併用するようにしてください。
まとめ
色々と勘違いもあり、相変わらすのズッコケでしたが、1時間半ほどかけて、作業が完了しました。
これで、枕を高くして眠れます。
ユーザーが最終設置した後、ポールが縮んで転倒してしまうことを予防するために、バイクタワー25Dでは、ジョイント部のボルト固定に加え専用ストッパー金具での固定による二重ロック構造を導入しました。
ミノウラ公式HPより