こんにちは、ゆらです。
本日はハンドルバーにリクセンカウルのフロントアダプターを設置し、25リットル程度のカバンが積めるようにしたいと思います。
このフロントアダプターは、リクセンカウルの中で最もポピュラーで、多くの自転車ショップで目にします。取り付けにワイヤーを使うところが少し特殊で、最初は私も戸惑いました。
そこで、なるべく詳細に、分かりやすく、取り付け方法をご紹介しようと思います。これをお読み頂ければ、私のような女性でも、きっと1人で取り付け出来ると思います!
※2023年9月、ひろ坊さんからご指摘いただき、ハンドルへのワイヤーの取り付け方を修正致しました!訂正してお詫び申し上げます🙇
ひろ坊さん、誠にありがとうございました!
リクセンカウルとは?
リクセンカウルは、Klickfix(クリックフィックス)という独自のカバン着脱システムを採用しているドイツの自転車用品ブランド。
フロントアダプターを取り付けてみる
取り付けに必要な道具と内容物
必要な道具は、4ミリのアーレンキーとプラスドライバー。
内容物はこちら。
説明書がこちら。
取り付け手順の詳細解説!
1. アタッチメントの位置を図のようにおよそ30度の角度に設定し、4本のネジで仮止めをします。
2. ケーブルを通す穴の向きに注意して、ネジを本体に差し込みます。
3. ワイヤーをハンドルバーとステムに図のようにセットし、先端は2のネジ穴に通します。
訂正した写真は、以下をご覧ください! ↓
4. ワイヤーを出来る限り引っ張った状態で、2のネジを4mmのアーレンキーでしっかりと締め装着します。
5. ワイヤーの先端をジャマにならないように内側に曲げます。
(※端は切ってしまっても構いませんが、再度取り付ける際、装着しにくくなります)
6. アタッチメントが止まるまで下へ押し、4本のネジで本体を動かなくなる程度締めてください。
アタッチメントはおよそ15〜20度程度上向きにセットするようにして下さい。
(この4本のネジは木ネジのため、締め過ぎに注意して下さい)
7. バッグ等を取り付ける際は、アタッチメントに合わせて押せばロックされます。
取り外す際は赤いボタンを押しながら外します。
カバンを積むキャリア、「ヴァリオラック」を取り付けてみる
さて、ハンドルにアダプターが取り付けられたので、今度は装着するカバンを用意しなければなりません。25リットル程度の容量のある手頃なリュックを見つけて、背中に取り付け用のプレートを付けて、「リクセン化」するつもりでした。
こんにちは、ゆらです。リュックの「リクセン化」のお話の【後編】です!いよいよ、大容量リュックに、リクセンカウルのエクステンダー対応のBASILアダプタープレートを設置する作業に入ります!まだ【前編】を読んでいない方は合わせて[…]
キャンプ想定の荷物積載システムはこんな感じになりました!
それでは、リア、トップチューブ上、フロントに、カバンをつけてみます!
リア30リットル、トップチューブ上に6リットル、フロントに25リットル。合計、61リットル!
まとめ
それでは、リクセンカウル、フロントアダプター取り付けの際の注意点をまとめておきます。
最初、アダプターをハンドルに仮止めする際は、30度浮かせて設置する。
最後にネジを締め付ける際に下向きに下げると、より強く固定されます。(15〜20度)
ワイヤーを固定する「ネジ」を、本体に挿入するとき、正しい向きを確認する。
ワイヤーを通す穴、ボルトでワイヤーを固定する穴(ネジ切りあり)、それぞれの穴の役割を理解しておきましょう。
最後にプラスドライバーで本体を固定する際、締めすぎないように注意する。
輸入代理店の(株)ピーアールインターナショナルHPの”よくある質問”に、以下の記載がありました。
付属のクランプ固定用のネジ(4本)はタッピングネジになっており、ネジ山を刻みながら固定するようになっております。
クランプは樹脂製の為、締め付け時のオーバートルクにご注意ください。(指定トルク:1Nm)
(株)ピーアールインターナショナル公式ホームページより抜粋
公式HP http://www.g-style.ne.jp/faq_detail.php?brand_id=20
私の折り畳み自転車、BD-1のように、リアキャリアが使えない(輪行時に転がす「輪コロ」がついている)、フロントに重い荷物を積みにくい構造である、というような場合は、リクセンカウルは本当に強い味方になってくれます。
豊富な商品ラインナップを睨みつつ、さらに改良する方法を探したいと思います。