こんにちは、ゆらです。
旅やキャンプに行くための荷物を折り畳み自転車につけたいと、試行錯誤中です。
今のところ、サドルの後ろスペースに30リットルバックパック、トップチューブに6リットルのフレームバッグの設置が出来ました。
あとはハンドル周りに25リットル位のバッグが装着できれば合計61リットル!
娘と電車キャンプに行った時、私は40リットル、娘は60リットルのリュックを背負って行ったので、1人なら60リットル積めれば行けそうな気がします!
さて、私の折り畳み自転車BD-1ですが、実は荷物を積むにはあまり向いていないということが、このところシミジミと分かって来ました。特に私の場合は、折り畳んだとき、転がして運べるように、「輪コロ」がサドルの後方下部についてるので、リアキャリアの取り付けも困難だったりします。
そんなBD-1の救いの神となるのが、リクセンカウルの「KLICKfix(クリックフィックス)」というマウントシステム。カバン側の「取り付けプレート」と、自転車側に取り付けた「アダプター」により、自転車への荷物の取り付け・取り外しがほぼワンタッチで行える便利なシステムです。
今回は、フロント部分に25リットルの荷物を積むために、リクセンカウルのアダプターをどう取り付けるか、色々と考えて試行錯誤した記録です!
ハンドル周りのどこにアダプターを取り付けるか?
ハンドル周りにアダプタを取り付けることができる場所は、次の3箇所。
ハンドル
リクセンカウルのフロントアタッチメントを使って、ハンドルに取り付ける。
すでにこのフロントアタッチメントは手に入れているので、すぐに実現出来る方法です。
ただこの方法だと、ハンドルを切ると、重い荷物ももれなく一緒に動くことになります。
ハンドルを取られやすく、重心も高くなるので、漕ぎ出しや、止まるときに影響が出てしまいます。
ということで、出来れば避けたい。。
ヘッドチューブ
リクセンカウルのヘッドチューブアダプターをヘッドチューブのダボ穴に取り付ける
写真の例はイギリスの折り畳み自転車の王様、ブロンプトン。リクセンカウルのアダプターではなく、専用の「キャリアブロック」をヘッドチューブに取り付けて、そこにカバンを装着することができます。
ヘッドチューブのダボ穴にアダプターを取り付ければ、ハンドルを切っても荷物には全く干渉しないので、ベストな方法です。
ただし、自転車のトップチューブにダボ穴があることが必須条件。
残念ながら、BD-1にはありません。。
ハンドルポスト
リクセンカウルのCADDYというアダプターをハンドルポストのなるべく下の位置に取り付ける
お仲間は、こんな感じでシートポストに取り付けています。
CADDYは、このようにシートポストにも、ハンドルポストにも取り付けられるので、便利ですね!耐荷重も7キロなので、とても良い!
ハンドルを切るときに、荷物も一緒に動いてしまいますが、重心が低くなるので、ハンドルに取り付けるよりは良さそうです。
ただ、新たにCADDYというアダプターを購入しなければならないことと、今すでに持っているフロントアタッチメントが無駄になってしまいます。
すでに持っているフロントアタッチメントを利用してハンドルに取り付けるか、あるいは、新たにCADDYを買って、ハンドルポストに取りつけるか??
そこで、新たに第三の道、「今あるフロントアタッチメントを、なんとかハンドルポストに取り付けらないか?」を考えてみることにしました!
リクセンのハンドルポストアダプター「CADDY」の代わりとなるものは?
色々とネットの情報を探していると、タイオガにまさにお誂え向きの商品があることを発見。
ハンドルポストに取り付けて、両側の銀色のネジネジの部分に、リクセンのアタッチメントを取り付けます。
ただ、すでに廃盤商品で、手に入れることが出来ません。
ガッカリして、それから数日、何か代わりになるものないかなあ、と考えていたところ、ふと目についたハンドルステム。自転車本体とハンドルを繋げて固定している部品です。
超短いステムを使えば、リクセンのフロントアダプタをハンドルポストにつけられるのでは??
そこで探したのがこのステム。
新たにCADDYを買うと3,000円くらいしますが、このステムならAmazonで1,000円ほど。ハンドルを挟む方の径が31.8、こちらをなんとかBD-1のハンドルポスト(35mm)に付けたい。
そして、もう一方の輪っかに適当なアルミのポールを差し込んで、そこにリクセンのフロントアタッチメントを付けられないか!
ステムとハンドルポストのスペーサーを探す
さて、ハンドルにステムを取り付けようとしたのですが、ステムの径が小さ過ぎるし、Rは合わないし、ハンドルポストに全く取り付けられません。何か、スペーサーはないかしら?と探して見つけたのがこちら。
ボトルケージホルダーのゴムです。まさにハンドルポスト取り付け用。
折り畳み自転車には、フレームにボトルケージ取り付け用のダボ穴がなかったりします。私のBD-1は、まさにそれ。代わりにハンドルポストに固定するボトルケージを使っています。
ベルクロでハンドルポストをぐるっと回して固定します。
取り付けているボトルケージは底部に大きさを調整するツマミが付いているので、ペットボトルでも、給水ボトルでも使えて、なかなか便利でお勧めです。
そして、なんとこの「どこでもケージホルダー」が2セットありました!取り付けてみると、いい感じ?
しかし、添付のボルトでは全く届きません。
ということで、ホームセンターに長いボルトと、リクセンのアタッチメントを取り付ける短いアルミポールを探しに行くことにしました。
ステムをハンドルポストに取り付けてみる
六角穴付きの長いボルトがなかったので、皿のプラスのネジ50ミリをホームセンターで購入。
頭が収まらずにカッコ悪いですね。
仕方がないので、通販で買い直しました。六角穴付き黒の50ミリボルト。
これでもギリギリ。締めるうちに頭部分の塗装がハゲて、白っぽくなってます。まあなんとか取り付きました。
フロントアダプターの受けになるポールを探す
リクセンカウルのフロントアダプターを取り付けるポールは、ホームセンターでは目ぼしいものが見つかりません。
このリクセンカウルのアダプターは、ハンドルへの取り付けを想定しています。取り付けの径は22〜26ミリ。
他方、ハンドルの代わりのポールを取り付けたいステムの径は、28.6ミリ。
実測では27.5ミリ位ですね。測る場所の問題かな。
ステムの部分には、ポールにゴムを巻いて太くして、固定すれば良いかな?
こんなとき、頼りになるところがあります。実は以前、スポーツ自転車店で、アルバイトをしていたことがあります。
すると、ちょちょいと探して、古いシートポストをあっと言う間に切り出してくれました。
そして、あっという間にリクセンのアダプターも取り付けてくれました!
カバンを取り付けたその結果。。ハンドルポストに取り付けたステムがボヨンボヨンしています。径が全くあっていないところを、なんとかゴムの緩衝材入れて無理に固定。ネジも50ミリと長いため、カバンを取り付けるとその重みで、目で見て分かるほど変形します。
これでは道の途中で崩壊しそうだと、私も諦めざるを得ませんでした。
やっぱり、安全、安心じゃないと、楽しいキャンプになりません。。
結論
やるだけやりました。頭の中で描いたイメージが、実際に目の前に完成したことは、とても嬉しかった。しかし、残念ながら、今回の試みは「魔改造」という結果となりました。
マニアックな自転車乗りの中で密かに囁かれる業界用語、「魔改造」まさか、自分がそれに手を染めることになっていたとは。。
全然、大したレベルではないですが。笑
ということで、私の決断は、「普通に、ハンドルに、ハンドルアダプターを取り付ける」ということにしました。その様子は、次号に続きます。
おまけ リクセンカウルについて
折り畳み自転車に荷物を積むためにぴったりなリクセンカウルについて、他の記事でもご紹介していますので、よろしければそちらもご参照ください!
こんにちは、ゆらです。自転車キャンプ用の荷物積載システム構築に向けての第一歩を、ついに踏み出すことにしました!リュックやフロントバッグの「リクセンカウル化」って聞いたことありますか?「リクセンカウル化」とは、自分の好きなカバンに[…]
こんにちは、ゆらです。リュックの「リクセン化」のお話の【後編】です!いよいよ、大容量リュックに、リクセンカウルのエクステンダー対応のBASILアダプタープレートを設置する作業に入ります!まだ【前編】を読んでいない方は合わせて[…]