リュックのリクセンカウル化

「リュックのリクセンカウル化」で、小径車はキャンプを目指す!【前編】

こんにちは、ゆらです。

自転車キャンプ用の荷物積載システム構築に向けての第一歩を、ついに踏み出すことにしました!リュックやフロントバッグの「リクセンカウル化」って聞いたことありますか?

「リクセンカウル化」とは、自分の好きなカバンに取り付けプレートを設置し、リクセンカウルのアダプターに付けられるようにすること。
ゆら
ちなみに、リクセンカウルは、ドイツの自転車用カバン、カゴ、それらを自転車に取り付けるアダプターを製造販売しているメーカーです。
もちろん、リクセンカウルオリジナルで、アダプターに取り付けることができるリュックを販売しています。

でも、私が希望するような容量・形状のものはないし、お値段も15,000円超えそうです。

そこで、自分で条件に合う大容量リュックを選んで「リクセンカウル化」することにしました!【前編】である本稿では、私がこのシステムを選んだ理由について、そして次稿【後編】では、実際にリュックを加工する作業を詳細にご紹介していこうと思っております!

折り畳み自転車等、ミニベロに乗っている方で、ソロキャンプしたい方、是非ご覧ください!

 

ゆら
もちろん、改造については、自己責任で取り組む覚悟です。それでは、参りましょう!
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自転車キャンプの大量の荷物をどうやって積むか

トータルの荷物量はどれくらい?

徒歩・電車キャンプに行ったときの荷物量を参考にすると、60リットル位でしょうか。娘と2人のデュオキャンプでしたが、私が40リットル、娘が60リットルのリュックを背負って行きました。

そのときのようすはこちら。

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電車キャンプアイキャッチ

自転車にどう配分して載せるか?

自転車に積む場合は、60リットルを車体にうまく分散した方が安定しそうです。荷物を載せられる場所と載せたい量を考えてみました。

  1. サドルの後ろスペース → 30リットル
  2. ハンドル周りのスペース → 20リットル
  3. トップチューブの上 → 6リットル
  4. 背負う → 4リットル
ゆら
出来れば背負うのは現地近くで購入する食材くらいにしたいですよねー。うんうん。

小径車って、ロードバイクに比べると、荷物を載せる場所には恵まれている気がします。①のサドルの後ろにしろ、②のハンドル周りにしろ、③のトップチューブ上にも、”スペース”はあります。

小径車の積載スペース図

ちなみに③のトップチューブの上については、6リットルのトップチューブバッグをすでに購入しています。ロードバイク用で、トップチューブにぶら下げるのが本来の形。小径車の場合はトップチューブ上にスペースがあるので、載っけることが出来たら良い感じ!

ということで、ポタリングで試してみたのがこちら。ロングライドでどうなるか、今後も検証しようと思っています。

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ゆら
小径車の場合、キャンプの荷物を積むにはバランスの良い積み方に配慮することが必要ですね!
そういうわけで、上記のように、サドル後ろに30リットル、ハンドル周りに20リットル、自転車の中心に自分と10リットルの荷物、そんな配分を考えてみました。これは今後、体験してみて調整することになると思います。
そして今回ついに、荷物としては最も重たくなるサドル後ろスペースに、「どうやって荷物を積むか」を決めたのですが、その課程で検討したのが以下の3つの方法。

サドル後ろスペースに30リットルの荷物を積む方法は?

サドル後ろのスペースに荷物を積む方法3つ、それぞれメリットデメリットを考えてみます。

大型サドルバッグをサドルに装着する

こちらはすでに実戦経験あり。自転車から取り外したときにリュックのように背負えるよう、ストラップも自作しました!

大型サドルバッグ取り付けた

GIANTの大型サドルバッグ。内容量は9リットル。こちらで詳しくご紹介しています。このバッグで、自転車通勤にチャレンジしました!

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GIANTサドルバッグ BD-1

メリット

  • バッグ本体を直接サドルに固定するので、アダプター等を自転車に取り付けなくて良い
  • バッグを買うだけなので安価

デメリット

  • 取り付け、取り外しは少し面倒(かなり力を入れてグッと締めないとグラグラしてしまう)
  • 積載量は多くても10〜15リットル。一泊旅行ならなんとか、でもキャンプには厳しい

 

リヤキャリアを取り付けて、パニアバッグを装着する

ロードの場合、よく見かけます。

自転車とパニアバッグ

前後輪の両側の振り分け荷物がパニアバッグ。自転車旅と言えばパニアバッグ!定番ですね。

メリット

  • 車輪の両側にバッグが2つ付けられるので、大容量の収納が可能。30リットルは楽にクリア出来そうです。

デメリット ※私の場合になります

  • パニアバッグはリアキャリアに取り付けるので、まず、リアキャリアを取り付けなければならない、そのためには、せっかく取り付けてある輪行用の「コロ」を取り外す必要がある!
輪コロで駐車
「輪コロ」は、完全に折り畳んだときには自転車をころがして運べます。また駐輪するときにはスタンド代わりもなります。
  • BD-1のリアキャリアは、選択肢がほとんどない。その上、値段がなかなか高い(3万円近い)
ゆら
製造年代やフレームの形状によって、取り付けられない場合もあるのです。
  • タイヤが小さいので、カバンの取り付け位置がロードよりかなり地面に近い。パニアバッグ選びが難しく、選択肢が限られるかも?

 

リクセンカウルアダプターを使って、大容量バッグをシートポストに取り付ける

リクセンカウル エクステンダー

右側の赤いボタンがついてる部品が、シートポストに固定するアダプターで、「エクステンダー」という名称。バッグについてるプレートとこのエクステンダーがワンタッチで着脱出来ます。

リュックにアダプタープレート

”KLICKfix”という名の着脱システムで自転車乗りにはお馴染み。

私もクロスバイクに乗っているときに、このシステムのカゴを使っていました。ハンドルにアダプタを取り付けておけば、お買い物の時だけカゴつける、という使い方ができるので、クロスバイクのスマートさを失わずにすみます。

メリット

  • ”KLICKfix”はカバンの着脱が本当に簡単!ほぼワンタッチ
  • カバンに取り付け用のプレートを付ければ、好きなリュックを自転車につけることができる

デメリット

  • リュックにプレートを取り付ける作業をしなければならない
  • 耐荷重が5キロまで(もう少し欲しいかな?)
  • アダプタは基本、付けたままになるので、カバンを付けていないと見た目が悪くなる
  • リアキャリアの場合と同じく、「輪コロ」が取り付けに干渉するのでは?
ゆら

そして、以上3つの選択肢から決めたのが、♪ジャーン、リクセンカウルの導入です!

リクセンカウルに決めた理由

実はずっと決め切れずに来た原因であったデメリットが、トントンと解決できそうな目処がたったからなのです!

積載量問題が解決!

サドルに取り付ける「エクステンダー」というアダプターの対荷重はHPによると5キロ。徒歩キャンプのときのリュックは60リットルでほぼ10キロでした。30リットル位のリュックを付けたいので、重さも半分だと5キロ。ギリギリ?というのも不安です。

ところが、折り畳み自転車仲間の大先輩から、「強度ワッシャーを付ければ、プラス5、6キロ行けるよっ!」というお言葉と共に、そのワッシャーを頂いたのです!

強度ワッシャー
ネジに最初に通してある円盤状のものが「強度ワッシャー」通す方向が逆で、その隣の小さなワッシャーは、ネジにアダプターを通した後に取り付けます。色々間違っている図でスミマセン。。

エクステンダーと「輪行用コロ」が干渉しないことが分かった!

エクステンダーを使ってリュックをサドルの後ろに取り付ける場合、「輪コロ」が邪魔になるとずっと思っていました。ところが、エクステンダーの長さを延長する部品があることをネット上の情報で知り、それなら「輪コロ」、取り外さなくてもいいじゃない、とテンションが上がりました!そして、改めてちゃんと測ってみると、エクステンダーだけでも輪コロをかわすことが出来そうじゃないですか!!

ゆら
最初から測ろうよ。。

リュックの「リクセンカウル 化」が出来そうな気がしてきた

3つ目のデメリット、自力でリュックにアダプタープレートをつける、という点も、何度も作っている先輩に色々と教えてもらえそう!

そして、そのタイミングで、なんとメルカリでエクステンダーと延長部品のセットが売りに出ていたのです!

ゆら
これはもう、「行けー!」というお告げ!!速攻、ポチりました♪
あと残ったデメリットは、リュックを取り付けないと、アダプターだけが目立ってカッコ悪い、ということです。(主観的ですが)これについては、普段のサイクリング時に使いやすい手頃な大きさのバッグを「リクセンカウル 化」する、という手があるな、と考えています。

ここまでのまとめ

小径車で自転車キャンプを目指すようになってから、どう荷物を積むのか、グルグルと考えながら、ずっと答えが出ない状況が続いていました。それが思いがけない偶然が重なって、リクセンカウルで行くことに決めることが出来ました。やはり、「先達はあらまほしきことなり」ですね!

まだフロントへの積載はどうするか決めていませんが、今回の挑戦が上手く行くようなら、フロントの方も「リクセンカウル化」が有望かなと、今の所考えています。

そして改めて、折り畳み自転車には「リクセンカウル化」という手法が本当に有効だなと思います。その理由は、

サドルの後ろに大容量リュックが収まるのは、車輪が小さい折り畳み自転車(小径車)ならでは
ワンタッチでリュックを取り外せるので、折り畳んでの輪行にも便利
「輪コロ」と併用できるので、やはり折り畳んでの輪行時に便利

さて、この続きは、リュックの「リクセンカウル化」作業編で、必要なもの、手順を詳しくお伝えいたします!

こちらからどうぞ!

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