こんにちは、ゆらです。
自転車キャンプへの道はかなり整ってきた感があります。10kg位の荷物なら、自転車に積めそうなシステムができました。デイキャンプに行ったときの様子がこちら。
デイキャンプの様子はこちらをどうぞ!
こんにちは、ゆらです。先日、ついに、自転車でディキャンプに行って来ました!ずっと折り畳み自転車のBD-1君に、キャンプに行く荷物を積む方法を考えて来ましたが、なんとか行けそうな荷物積載システムが出来たので、まずは近場のデイキャンプに[…]
なのに、買ってしまいました、キャラダイスのサドルバッグと取付けアダプターを!
今回は、サドルバッグを変更しようと思った理由と、新しくキャラダイスを導入するに至った経緯、そして取り付けの模様までじっくりとお話したいと思います。
サドルバッグをなぜ変えたのか?
サドルの後ろのには30ℓの巨大バックパックが付くようにしていました。
取り付けたときは「最強!」と思っていたのですが。。
対荷重の不安
このバックパックは、リクセンカウルのエクステンダーというアダプターを使って取り付けています。そのアダプターの対荷重が5kg。30ℓのバックパックにポイポイと荷物を積むと、あっという間に5kgを超えてしまいます。走り出す前は「5kgを超えないように」と気を使います。
そして走り出すと、段差や道のデコボコを乗り越える度に、「大丈夫か?!」と心配になります。同じリクセンカウルのエクステンダーを使っているお仲間は、やっぱり段差の衝撃でバッグが落っこちた経験があるそうです。
エクステンダーの主張が強い
リクセンカウルのエクステンダーを取り付けると、なかなか目立ちます。はっきり言ってしまうと、カッコ悪い。。特に、バックパックを付けていないときは、大好きなBD-1くんのフォルムを台無しにしてくれます。。
その上、折りたたむときには邪魔になります。アダプターの留め金具がシートポストに取り付けられているので、サドルを下までしまえなくなってしまいます。

キャラダイスのサドルバッグの利点
ワンタッチ着脱
キャラダイスのサドルバッグの使いやすさの大きな要因となっているのが、ワンタッチの着脱です。これを可能にしたのが、サドルに取付ける「バックマンQR」という取付けアダプターです。”QR”は”quick rerease”の略のようで、これをサドルに取付けておくと、バッグをほぼワンタッチで自転車に取付ることができるのです。


そしてカバンに荷物が入った重たい状態でも、バックマンの上に置いた状態なので、とても楽に取り付けられるところも高ポイント!
リクセンカウルの場合、サドルに取り付けたエクステンダーに、バックパック背中側の取付プレートを引っ掛けて固定するのですが、荷物の入った重たいバッグを支えながら取付けるのが、地味に大変でした。
また、自転車にサドルバッグを直接取付けるバイクパッキングでは、もっと盛大に大変。重たいサドルバッグを片手で支えながら、サドルレールにヒモを回してサドルに密着させて固定するのは大仕事です。
頼りになる対荷重
キャラダイスとは?
キャラダイスは1932年創業のイギリスの自転車用バッグメーカーです。見るからに伝統を感じさせるデザインは、一目でキャラダイスだと分かるほど浸透していると言っても良いかと思います。
特徴は、何と言っても丈夫さと防水性能を兼ね備えた素材が使われていること。多くのカバンの素材は、100%ウォータープルーフの18オンスコットンダック。
コットンダックとは平織りのコットン生地の中でも厚手で目のつまったズッシリした生地。重くて硬くて頑丈なので、荷馬車の幌や炭鉱袋などにも使われていました。
18オンスというのは生地の重さ、つまりは糸の太さを表すのですが、コットンダックの中では細めに属します。18オンスコットンダックは、細めの糸を高密度に織り上げた、堅牢さとしなやかさを併せ持った素材で、アメリカ軍の靴、ハンモック、天幕、リュックサックなどにも使われたのだそうです。
そんな丈夫な素材を使用して、今でも北イングランドの製造工場で一つ一つ手作業で製作されています。すべてのバッグに手書きされている生産者のサインが、ノスタルジックです。
キャラダイスのバックパックの種類
私が購入したキャラダイスのサドルバッグはネルソン。容量15ℓ。同社のサドルバッグの中では、ミドルタイプの位置付けになるようですが、現在日本で流通しているものに限ると、大型サドルバッグと言って良いと思います。
自転車サドルに取り付けるには、専用のアダプター、バックマンQRエクスペンドを使用します。2種類あるバックマンQRの大型の方です。小型の方は、バックマンQRスポーツという名称です。
キャラダイスのサドルバッグは多くの種類があり、パッと見ただけではなかなか違いが分かりません。そこで、日本で手に入りやすいサドルバッグを整理して見ます。
まず、カラー展開はブラックとグリーン。いずれもトラディショナルなデザインで、ランドナーとかクロモリフレームに似合いそうな雰囲気です。
- キャラダイスバーレー ブラック
- キャラダイスバーレイ グリーン
次に、容量を押さえておきましょう。主な6つのサドルバッグを、容量10ℓ前後と15ℓ前後にグループ分けしてまとめます。それぞれのグループで、使用するサドル取付アダプターが異なるので、注意が必要です。
<容量10ℓ前後>
主にワンディライドや通勤向け。サドルに取付けるアダプターは、バックマンQRスポーツです。
ベストセラーであるバーレイを基本に考えると、
<容量15ℓ前後>
一泊する装備も収納可能なタイプ。サドルに取付けるアダプターは、バックマンQRエクスペンドです。
製品名 | ネルソン | ネルソン ロングフラップ | カデット |
画像 | ![]() | ![]() | ![]() |
容量 | 15ℓ | 15〜18ℓ | 13ℓ |
サイズ(W×D×H) ※( )内:ポケット含む | 36(44)×19×22cm | 36(44)×19×22cm | 36×19×22cm |
商品リンク | 楽天 | Amazon | Amazon |
こちらは、3つとも、本体サイズは同じです。ネルソンを基準にすると、
ネルソンをBD-1に取り付ける!
まずは、サドルのヤグラ部分に、バックパンQRエクスペンドを取付けます。
サドルレールに取付けるだけなので、簡単です。
思ったより目立つ?? まあ、リクセンのエクステンダーに比べれば、繊細な分だけマシかな…
次に、付属のタイラップを使って、カバンに取り付けアダプターを付けます。
- 取付部品と取付用ストラップ
- 内側の木製ポールにストラップを回す
- 取付完了

そして折りたたむときには、サドルを根元まで下げることができるし、サドルの向きを反対にしておけば、収まりもよくなります!
まとめ
今まで、BD-1に荷物を積むならリクセンカウルが一番だと思っていました。けれどもどうやらキャラダイスも充分、選択肢であることが分かりました。その理由を振り返ると、
サドルのヤグラに取付けアダプターを設置するので、色々な自転車に使える
対荷重が10kgある
折りたたみに干渉しない
荷物を詰めた重たいカバンの取り外しもラク
横長なので、荷物の出し入れがしやすい
一方、マイナスポイントも上げておきます。
カバンのフタが皮ベルトで留められているので、開け閉めが面倒
横長なので、サドルにまたがるとき、足に当たりやすい
価格が高い(カバンとバッグマン両方購入しないといけない)
ロードの場合はタイヤとのクリアランスがないと取付けできない
実際に荷物を積んで、色々と試してみることに致します。使用感をまた報告しますね!