こんにちは、ゆらです!
今はすっかり自転車好きが当たり前なのですが、「一体、いつからなんだろう?」とふと考えることがあります。そして振り返ってみて、「子供の頃から自転車が好きだったのかもしれないな?」と思ったりします。
なんだか、歯切れの悪い表現ですね!それは、自転車にまつわる、ある思い出のせい。ちょっと不思議な感じがするその思い出とはー。
小学校3年生に遡ります。私はまだ補助輪なしの自転車が乗れずにいました。運動が嫌いとか、運動神経が無い!と言うことはありませんでした。外遊び、特にボール遊びが大好きで、誕生日プレゼントにラクビーボールをねだって買ってもらったし、ドッチボールが大得意でした。
周りの友達は多分、私より早く自転車に乗れていたし、なんならその下の妹、弟だって、コマなし自転車に乗っていたと思います。当時私は兄のお下りの青い自転車をもらい、補助輪を片方だけ外して練習をしていました。今思うと、それってどうなの??と言う練習方法ですよね!
ある時、友達が見かねて、その子の妹の自転車を貸してくれました。サイズ感が良かったのでしょう、それをきっかけに、補助輪無しの自転車に乗れるようになったのです!
早速、自分の自転車に残っていたもう片方のコマも外してもらって、めでたし、めでたし!
普通はそれで終わると思うのです。でも、当時の私はそれだけでは満足出来なかったようなのです。なぜならー、
「後輪の上に付いている荷台がダサい!!」
(いや当時はそんな表現はないか)
「かっこ悪い!!」
(もっと正確に言うと、)
「これ、ない方がずっとカッコいい!!!」
なんと、自転車センスのある女の子!やるなあ。。
で、荷台を取り外してもらいました。やっと「めでたし、めでたし!」となるかと思ったら、まだまだ!
カッコ良さの追求はそこでは終わらなかったのです。次のステップは、
「フェンダー(泥除け)を銀色に塗る!」
よくそんなこと考えたな!と思います。そして、私の親もよく協力してくれたなと!
ま、実際に手伝ってくれたのは兄ですが、塗料を買ってくれたのは母でしょうから。
今となっては、どんな塗料を塗ったのか、どんな完成度だったのか、さっぱり覚えていません。でも、すごく満足の行く出来だったのでしょう。その自転車に、”シルバー号”という名前をつけて、「青と銀色のコントラストを見て!」と言わんばかりに、鼻高々で乗り回していたような気がします。
と言うわけで、子供の頃の私は自転車に乗ることが好きだったのか?それとも、自転車の造形(色とかデザイン)が好きだったのか?ちょっと判然としないのです。
ただ一つはっきりしていることがあります。こんなに美的センスにこだわったのは、自転車以外には無い、と言うこと。洋服や持ち物にもこだわりがなく、用意されたものを受け入れていましたから。
今でも自転車の形は美しいと思うし、銀色のパーツが大好きです。スプロケットなんて、”sparkling joy”! そして、その美しさが機能性と結びついていることを体感し、ますます自転車のトリコです。そこは当時の私に教えてあげたい気がする!
実は、今乗っているBD-1くんも、カスタマイズしたいところ、あります。一番は、チェーンリング!クランクのあたりがもそっとしているから、かっこ良くしたい!
でも正直言うと、それを変えるとどう言う効果があるのか、知りません!
結局、成長してないってことやん!!