こんにちは! ゆらです。
先日、友人と話していたときのこと。
「自転車には興味があるのだけれども、あなたのように、ハードに乗る体力はないわ!」
とのお言葉、頂きました。私はぜーんぜん、ハードに乗っていない!のですが、自転車を趣味としない人にはそんな風に見えるんだ!と、ちょっとビックリしました。
そう、自転車って、その人に合った、色々な楽しみ方があるので、そんなにゴリゴリしたものでもないんです。
ということで、じゃあ、私はどうやって楽しんで来たのか、今まで乗って来た自転車をご紹介しながら、振り返ってみようと思います。
「自転車って、面白そう!」
って、思って頂けたら、うれしいです!
1台目 ロードバイク ショップカスタム
いきなり、ロードバイク、それも市販車ではなくて、フレームにパーツを組み付けてもらったオーダーバイク、という。。なんか、いきなりハードそうですが、そんなことはなく。。
購入したのは遥か昔、社会人2、3年目くらいのときだったでしょうか。高校のときからの友人が大学でサイクリング部に入り、社会人になってからもカッコいいロードバイクでツーリングしていたんですねえ!その友人の周りのめちゃめちゃ狭い範囲に「大流行」が巻き起こり、スポーツ自転車専門店でオーダーする友人がチラホラ。
私も「いいなあ」とは思ったけれど、オーダーするなんて全く考えていませんでした。ところがたまたま職場のそばにあったサイクルショップを本当に軽い気持ちでのぞいてみたら、気さくな店員さんがいて、ちょうど私の身長にあった中古のフレームがあり。
「好きな色に塗装しますよ、サービスで!」なんて言われて!フラフラと。何もわからないまま、全てお任せで、フレームの色とバーテープ(ドロップハンドルの持ち手に巻くテープ)の色だけ自分で決めて、購入してしまいました!
もちろん、ツーリングに憧れていましたが、購入した一番の理由は、「自転車通勤して痩せよう!」ということでした。今の私からすると、「良く買ったわ!!」と呆れ気味。当時(30年前!!)10万円位はしたはずです。うーん、でも欲しくなると買っちゃう傾向は、今もあるから仕方ないか。。笑
しかし残念ながら、結局そのロードに乗ったのは多分、10回以内?。その内訳は、通勤(往復12キロ)がほとんど、あとは家の近所の周回練習が2、3回。なぜ、友人とツーリングに行かなかっただろう??そこは疑問なのですが、正直、初めて乗るロードは怖かった。足はつま先わずかしか地面に届かないし、シフトチェンジは今のようにハンドルを握ったままワンタッチで、というわけにはいかず、ダウンチューブの両側に付いているレバーまで、片手をハンドルから離して持っていかなければならない、もう、曲芸並みの困難さ。
その後結婚して、嫁入り道具(!?)としても持って行きましたが、相手が自転車乗りでなく、やがて子供も産まれて、もう、乗らないよねー、とばかりに手放してしまいました。
今も書きながら、痛恨の極みで手がワナワナして、上手く字が打てないほど。。素材は、絶対クロモリだったのだろうな、重さは何キロくらいだったのだろう、当時、どんなドライブトレイン構成だったのだろう、とか、、気になるーーーーーーーー!涙
2台目 クロスバイク LAND GEAR
そこから時は10数年進みます。当時は子供が小さかったこともあり、パートタイムで近くの会社にバスで通勤していました。ところがその事務所が移転することになり、バスと電車を乗りついで行かなければならなくなってしまいました!
そこでまたまた、
と言う思いがムクムクと。。
当時、ロードバイクとマウンテンバイクの中間を取った街乗り用自転車「クロスバイク」が誕生した頃。自転車のことを調べていてクロスバイクを知ってしまった私は、
すっかり夢中になって、家事をほっぽり投げて、PCにカジりつきます。
当時、シティサイクル、ママチャリが1万円で買えるようになっていた中、有名スポーツ自転車メーカーのクロスバイクは7万円越え!あり得ない値段だと思いました、当時は。。
けれどもネット通販で見つけたLAND GEAR君は3万円弱。注文したら完成形で送ってくれて、すぐ乗れる、という話。ひょっとすると、これが人生初の「ポチッと」かもしれません!!買ってしまいました!
納車の日のことは、とても良く覚えています。家の前の道を最初に漕ぎ出したときの感覚まで。
ペダルに足を乗せて、軽く踏むと、スーッと滑るように走り出して、そのままペダルを漕ぐとグングン、あっという間にスピードに乗っていく感じ!!
感動です!
そして、今度は実現しました、自転車通勤ダイエット!当時、半年〜一年で8キロ減量出来たことを覚えています。
3台目 クロスバイク SPESIALIZED SIRRUS(シラス)
LAND GEAR君で自転車の楽しさに開眼した私は、急ピッチで自転車知識を吸収して行きます。どうやら、自転車は軽い方が坂を楽に登れるらしい。。
当時の住まいはどの方角から帰っても、必ず最後に坂を登らなければならないロケーションだったので、やっぱり坂は楽に登りたいわけです。TREK、SPECIALIZED、JAMISなど、憧れのブランドのクロスバイクって、やっぱり全然違うのかな??
夫婦でサイクリングを楽しむようになって3年、ついにクロスバイクの先駆けであるSPECIALIZEDのシラスをゲットしました。それまで乗っていたLAND GEAR君は12キロくらいだったでしょうか。シラス君は10キロくらい。自転車にとって2キロの差はものすごーーーーい違いなんです!坂を登るのが、圧倒的に楽になります!
もう、近所の坂なんか、「バッチこーい!」です。「どこでも登るぞ!」 ← ちょっと言い過ぎです、「近所の坂なら、降りないで頑張れる!」と言うのが実際のところです。
ところで、シラスがLAND GEARより軽い大きな要因は、フレームの素材の違い。LAND GEAR君はハイテン鋼(鉄)、シラス君はアルミです。ただ、乗り味は鉄の方が振動を吸収してくれるので、やわらかく、それに比べるとアルミは固い感じ。
ハンドルを制御する腕、直接握っている手の平が結構痛くなります。一長一短ですね。シラス君はそこら辺りも考慮してか、握る面が楕円になっていて、クッション性のあるグリップや、サドルにもショックアブソーバー的な部品がついていました。そんな訳で、特に装備や部品を変えることもなく、サイクリングを楽しむことが出来ました!
4台目 ロードバイク SPESIALISED DOLCE(ドルチェ)
シラス君に2年ほど乗った後に成長した息子に譲り、ついにロードバイクを購入しました。
なぜロードバイクにしたかと言うと、クロスバイクよりもっと軽い自転車で、もっと楽に長距離を走りたい!と思ったからです。
最初にロードを買って、懲りたのでは?そうお思いのあなた。それがですね、ロードバイクはものすご〜く進化していたのです。ギアチェンジはハンドルを握ったまま出来るし、女性用のフレームの自転車も販売されるようになっていました。
私が購入したドルチェちゃんは、ロードとしては決して軽くはないのですが、9キロ台、シラス君とは1キロの差、2桁から1桁、もう画期的ハッピー!
ところでロードバイクで楽に走る、と言うイメージは、あまりないかも知れません。ロードバイクにもレース志向のものもあれば、ゆったり長距離を走ることを目的としているものもあるのです。
ゆったり走るタイプのロードであれば、実はクロスバイクより楽なんです!(私感)そのメリットとは、
長距離のサイクリングを楽しむなら、絶対、ロードがオススメですが、ロードのデメリットも挙げてみます。
5台目 MTB 29er CANNONDALE TANGO
さて、5台目は4台目の乗り換えではなく、上乗せ、つまりは複数台所有の世界に足を踏み入れます!
MTB(マウンテンバイク)と言えば山遊びのバイク。MTBのタイヤのサイズ(直径)は26インチ(ロードより小さい)で、太いブロックタイヤを履いています。それが新たに29インチ(ロード並み)の、径の大きなタイヤのMTBが登場しました。その方が障害物を簡単に乗り越えることが出来るのです。それが「29er」(ツーナイナー)
購入のきっかけは、29erでのんびりサイクリングをする、と言うのもありかも?と考えたからでした。
26インチのMTBで街中を走ると、まあ進まないこと進まないこと。太いゴツゴツしたタイヤが地面をガッチリとホールドするし、高速で走るギヤがありません。足をクルクル回しても、タイヤの音がゴウゴウ響き渡るばかりで、なかなか前に進めない。
そもそも、山を走るための自転車ですから、当然、舗装路が多い街中を早く走るのは不向きなのです。
ところが、29インチと言う、大きなタイヤを履くことにより、ペダル1回転でも進む距離が多くなるので、結構走るんですね。と言うわけで、山に行かない私ですが、29erでサイクリングを楽しめそうに思ったのです。
確かに、楽しかったー!ただ、重かったー!重さ14キロ!冷静に考えたら、「それあかんやつや!」思ったはず。でも、冷静ではなかったのですね。。結局重量と、大きなタイヤの取り回しにくさ、と言うデメリットはかなり大きかった。
6台目 折りたたみ自転車 RIESE & MULLER(ライズ&ミューラー) BD-1
宝の持ちぐされ状態になってしまった29er君を手放すことにし、自転車の買取業者さんを調べて、選んだのがサイクルパラダイス。HPの売出し情報を何気なく眺めていると、目に留まったのが白のBD-1。
BD-1と言えば、スポーツタイプの折りたたみ自転車として超有名なドイツの自転車です。昔、機会があって試乗したとき、ハンドルが遠くて無理ー、と思った記憶がありました。でもよく見ると、「BD-1」の隣に「C」って書いてあります。何だろうと調べてみると、どうやら「comfort」のCらしく、小柄な人向けにハンドル位置を手前に設定したモデルとのこと。
早速、サイクルパラダイスの実店舗に行って試乗したら、バッチリ乗れました!「この自転車だったら、ロードより私に似合うかもしれない」そんな予感さえします。
と言うわけで、29er君と入れ替わりでBD-1を迎えることになり、今に至ります。
BD-1君が来てから、まずやったことは自転車通勤。当時の職場まで距離は30キロ程あって、自転車での往復はさすがに困難でしたが、帰りは途中から折りたたんで、電車に乗せられるのです!行きは朝陽を浴びながら2時間のサイクリングを楽しみ、暗くなった帰りはサクッと輪行、とても楽しかった!
そして、これからは旅やソロキャンプをジャンジャカ楽しんで行きたいと思います!
まとめ
今まで乗ってきた自転車を振り返ってみると、自分と自転車との関わり方が見えてくるような気がします。同じようにロードに乗っている人、折りたたみ自転車に乗っている人がいても、どのように楽しんでいるかは千差万別、それぞれ自分が好きなことを好きなように楽しんでいるのだろうなと思います。
おそらく、私はこれからも峠を攻める!ことはなく、川沿いの移り行く風景を楽しむだろうし、「スプロケットをバラして何丁のギヤを入れようか?」ではなく、「バックパックをなんとかサドルバックみたいに取り付けられないか?」と頭を悩ませることを楽しむだろうと思います。
自転車はいとも簡単に私たちを非日常の世界に連れて行ってくれます。あなたなら、どこに行きたいですか?